1. トップ
  2. みんなのQ&A
  3. 三歳の子供に毎日怒ってしまいます。 もちろん今イヤイヤ期が続いているのも原因な...

三歳の子供に毎日怒ってしまいます。 もちろん今イヤイヤ期が続いているのも原因な...

医師への相談

相談者40才/男性
三歳の子供に毎日怒ってしまいます。
もちろん今イヤイヤ期が続いているのも原因なのですが、ダメと言われてもやめなかったり、こちらの話をちゃんと聞かなかったり、特にトイレトレーニングしてても、半年以上一度も成功しておらず、本人の身体的にはできるサインはあるのに頑なに拒否してやらなかったりするので、なぜ?半年の間一度も?という気持ちと、できるようになってほしい気持ち、焦りからスイッチが入ってしまい、怒ってしまいます。
色々できない事が出てくると何か発達に問題があるのではないかと言う気持ちと、
怒るだけではなく、怒っている自分にも情けなくなってきて、泣きながら怒ってしまいます。
自分がヒステリーなところがあるので、子供の前で本人にでなく、床に服など物を叩きつけてしまったことも何度もあります。
当の本人はバツが悪そうな感じはしてますが、私と距離をとって様子を見ている感じです。
時々ママだいじょうぶ?どうしたの?怒ったねぇと寄ってきたりします。
落ち着いた後は必ず怒った後には本人に分からないとしても理由を伝えて怒ってごめんと抱きしめて仲直りというルールにしていますが、
三歳の大事な時期にこんなに怒られてばっかりで子供に悪影響が出てしまうのではないかと不安です。
できない事ばかりに目がいってしまい、できることもたくさんあるのにもかかわらず怒ってしまってばかり。
こんなお母さんになるつもりじゃなかったのにと毎日後悔ばかりです。

これからでも修復できるでしょうか。
また頑固すぎる、こだわりが強めな娘にいい声かけなどあるでしょうか。
ちなみに、一歳半検診やその他では発達について指摘があったことは一応ありません。
竹中 美恵子先生からの回答
ご相談ありがとうございます。大変一生懸命子育てをされているお話に素晴らしいなと感銘を受けました。一生懸命されていますね。お母様が一生懸命されている姿はお嬢様にもきっと伝わっています。。そしてお母様の一生懸命いろいろ伝えられているのは、お母様だけではありません。お母様のお母様もそうされていたのではないでしょうか。子育ては似たような傾向があります。自分が受けてきた教育を子供にもしがちです。一生懸命教育をされてきたのではないでしょうか。確かに怒ると怒りっぽい子になり、褒めると他人のことを褒める性格になります。別にどちらが良い悪いというわけではありません。
あれやこれやと焦ってしまうのはお嬢様に期待が大きいからです。いちどゆっくりされてみるのはいかがでしょうか。今まででも優しい時はたくさんあったはずです。そこまでご自身を責める必要はありません。しかし3歳の子供の頭と言うのはそれほど理解がしっかりできません。しっかりと愛情を受け取って性格の基盤ができる時期なので、今のうちに一生懸命スキンシップをとって愛情をたっぷりかけてあげてはいかがでしょうか。甘えたいだけ甘えさせてください。お嬢様の言葉はとても温かいですね。そのような言葉が出るのは身近にいらっしゃるお母様が温かいお言葉をかけていらっしゃるからです。
子供は焦らなくてもきちんとできるようになります。大人になってもオムツをしている人はいません。必ずできるようになります。しかしそれを焦る必要がわからないのです。焦る必要は無いからです。お嬢様はよくわかっていらっしゃると思います。十分に軌道修正はできます。怒っていらっしゃるのはお母様に余裕がなくなった時だと思います。大きな気持ちで見守ってあげてください。私は幼くして3歳で亡くなった子供もたくさん見てきました。お母様方がおっしゃる事は、もっと甘えさせてあげればよかった、なんでもっと可愛がってあげられなかったのか、もっとたくさん遊ばせてあげればよかった、とどんなに甘い子育てをしていても後悔されます。
みんなやってもやってももっとやればよかったと思われるのです。不妊治療でたくさん悩まれている方もいらっしゃいます。お子様を授かれない方もいらっしゃいます。そんな中縁あってお母様を選んで生まれてきてくれたお嬢様に感謝して日々を過ごされてください。きっと優しくなれると思います。今からでも十分挽回できます。お嬢様がお母様のことを思い出したときにいつも笑っているお母様がいらっしゃる方が幸せだと思います。いつも笑っていられる余裕を持つためにご自身で1人になる時間など人を頼ることも大切です。それは子育てをサボっているでも悪いことをしているでもありません。自分自身の余裕がなくなると子供を笑顔にすることはできません。きっといっぱいいっぱいでいらっしゃると思うので少しでもゆとりを持って自分時間も大切にされてくださいね!
相談者40才/男性
暖かいお言葉ありがとうございます。
3歳だから、もう幼稚園に行くのに…と色々期待しすぎていたのかもしれません。
娘と同い年の甥っ子、姪っ子がおり、どうしても比べてしまっている自分もいました。
決して若くにできた子供ではないため、早く色々できるようになってほしいという想いが強くなってしまっていた気がします。
年齢的にも今年がラストチャンスと思い2人目が欲しいのですが、それもあってお姉ちゃんになって欲しいと勝手に焦っていました。
一度いろいろリラックスしながら子育てできるように肩の荷をおろしてみようかと思いました。
ただ、性格なのかわかりませんが、
気に入らないできないことがあると大きな声を出して持っているものをなげたり、
同じようなシチュエーションでこちらが従わないとパチンと叩いてきたりします。
こういったのも、接し方や年齢とともに変わってくるでしょうか。
お話もたくさんしてくれますが、
今なぜその話⁇だったり、少し前の話だったり、まだおうむ返しのようなこちらの言葉を繰り返すことも多いです。
今まで場所見知りも人見知りもせず、それはそれで心配していましたが、ここへきて初めての場所や、初めてやる事など大泣きすることが増えてきました。
春から入る幼稚園の先生は、色々わかってきたからこその拒否なんだと思うけど…とは言われたのですが、
3歳児の標準がどんなものなのかいまいちわからないので、何かあるのではと不安になり、余計にこちらが焦っていた原因の一つにもなっているとは思います。
ちなみに、トイレも、おしっこが出た報告はします。今から出かけるからおしっこしてみて?というとオムツならします。布パンツにすると何時間も我慢します。コントロールできるようなのですが、トイレに座って出すというのは嫌だと拒否します。前はトイレには行くには行ってくれたのが、行くのも嫌だとなかなか行きません。
途中で私が相談のように怒るようになったせいもあるかもしれませんが、膀胱炎になったりも怖いので、無理に布パンツは今しなくてもと言われたこともあり、成功できるようになってから布パンツでとは思ってますが、時間の問題でしょうか。
竹中 美恵子先生からの回答
無理に焦る必要は全くございません。
焦れば焦るほどやらなくなるのが子供です。オムツの中だったらできるけどトイレが怖いと言うのは小児科では有名な話です。子供はトイレを怖がるものです。だからできなくて当然なのです。それはおかしいことでも何でもありません。大人には理解できないようなことがたくさんあります。でもそれがおかしいのではなくて子供にとっては普通なのです。私は外来でよく話を聞くので、小児科学会でもどうやったら子供トイレ恐怖症から解放できるかと言う話題も日々出ている位ですので全く心配はいりません。癇癪を起こしたりものを投げたりするようになったこともお母様がなくても幼稚園ようになったらわかります。焦らずに居心地の良い場所にされておいたらそのうちなくなります。確かに発達の問題や性格の問題などあるかもしれませんが、お母様もお子様のいらっしゃらない場所で服を床に投げたりなどと同じようにお子様もそれがおもちゃであっただけでイライラするときにはものを投げたりすることも出てきます。癇癪を起こすのは大人も子供もそんなに変わりません。特別私は変わったような印象は全く受けません。次の妊娠の事や焦りがあるとどうしてもそれが表に出てしまうので、次の赤ちゃんにも自分を選んでもらえるように、幼稚園になったらこれができなきゃいけないと言う事は無いのでゆっくり過ごされてみてくださいね。いやいやがあまりない子もいればとても強い子供もいます。聞いてわからなければ注意するのではなくとことん話し合ってください。なぜ今それでなければいけないのか場所と時間が全く関係ないことも3歳児ではよくあることです。もし幼稚園に入って周りの環境に馴染めなかったり全く周りのこと違ったりすると先生から発達の事についてご相談があると思います。それまで待っても良いと思います。自分から見るとおかしいと思っていても案外他の子と交わると普通であったりします。今はコロナなので閉鎖的な空間ですが社会に出て見られると変わることもたくさんありますので幼稚園入園を待って成長する姿を見られても良いのではないかと思います。色々とご心配もあるかもしれませんがどうかあまりご心配なさらないでくださいね。小児科医から見たらあまり特別変わったことなどではなく今後の育て方で充分変われると思います。
相談者40才/男性
親身に相談に乗っていただいてありがとうございます。
普段日中は子供と2人きり、このコロナで出かける時間も少なくなり、家の中でこどものこうどうばかり目にするようになり、少し過剰に心配しすぎているのかもしれませんね。
先生のおっしゃる通り、幼稚園で変わってくれることに希望を持って、笑顔で接する時間が長くなるようにしていきたいと思います。
本当にありがとうございました。