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お世話になります。よろしくお願いいたします。私は2つのことで悩んでおります。 ...

カウンセラーへの相談

相談者女性
お世話になります。よろしくお願いいたします。私は2つのことで悩んでおります。
1つめは都合のいいように嘘をついたり取り繕ったりすることです。結婚してもうすぐ5年になりますが、自分の都合の悪いことを周りに伝えるとき嘘をついたり、都合のいい内容しか言わず、周りに何度も言われてやっと本当のことを話します。先日自分の家族に対して気持ちや意思がなく必死に家族のために動けないことが続き、妻とは離婚及び私が家を出ると話にまでになりました。妻との話し合いの結果を私の両親に伝えることになりましたが、この状況にも関わらず、話し合いの結果が出ていないなかで自分で勝手に結論を作り話し合いは終わったことにしました。自分でもいけないこととわかっていますがどうしても取り繕うという行動に走ってしまいます。
2つめは頭ではやらないといけないとわかっているにも関わらず行動に移せません。妻と子供が家を出て周りから迎えに行くように何度も言われました。自分も行かないといけないことはわかっているが実際に迎えに行くことはせず時間が経ってやっと迎えに行きました。また自分の覚悟のなさ、自覚のなさで妻と離婚、自分が家を出ていくというところまでの話になり、自分から妻との話し合いの場を持つため声をかけなければいけないことはわかっていながら動かず、結局は妻からの働きかけで話し合いの場を持ちました。
その後、再び2人で話をしてから両親に報告その後、また自分から妻に話を持ちかけることはしませんでした。話し合いがまだ終わっていないことを両親に電話で伝えた際、両親からも、待つばかりでなく自分から話を持ちかけるよう言われましたが、やはり私は動かず、結局心配した両親が自宅に訪問してくれ話し合いをするという事態になってしまいました。平時だけでなく家族が壊れるという状況においてもどうしても動けません。子供が2人いますが父親として子供を守れないと思っております。何か自分で状況を変えるためできることはないのでしょうか?現在心療内科やクリニックへの相談も前向きに考えております。
長文になりましたが、ご回答のほどよろしくお願いいたします。
公認心理師:小高 千枝先生からの回答
ご相談者様

はじめまして
公認心理師の小高でございます。

お返事が遅くなりまして申し訳ございません。
いただいたご相談内容を2点確認をさせて頂きました。

心療内科へのご相談はもう少しご様子をみてからでも宜しいかと思いますが、
眠れない、不安感が募る、感情コントロールができないなどご自身の性格傾向以外に困り感があるようでございましたら、早めの受診をお勧め致します。

今回、ご相談を頂きました2点について以下へお伝えさせていただきます。

1つ目の「嘘」「取り繕う」こと
2つ目の行動にうつせない。危機的状況に陥っても自ら進んで動くことができないこと
こちらにつきまして両者ともに、「自己防衛」「自己保身」の強さからきているものではないかと感じました。

ご自身の領域に入って欲しくない、ご自身そのものを知られたくない、自分のペースを崩したくないなどがあげられるかと思いますが
ご相談者様としてはどのようにお感じになられますでしょうか。

また、こういった傾向はいつ頃からみられるようになられたなど、タイミングなどございましたらお伝えいただけますでしょうか。
(何かきっかけなどがございましたらお伝えいただけますと更に深く分析ができるかと思います)

ご自身の性格傾向を分析され、受容された中で、そういった傾向が出て来てしまわれる時のコントロール方法や、「役割」として演じるべき性格を
根本的ご自身の性格と切り離して「演じる」ことで変化をもたらすこともできます。

また、ご相談者様ご自身はご家族との未来も含め、「どう在りたいのか」を明確に持たれることが大切です。

目指すべき目的意識を明確に持たれることで、必然的に意識や行動も変わっていきます。

ご自身を俯瞰され、ゆっくりと考えてみられてくださいね。


公認心理師
小高千枝


相談者女性
ご回答ありがとうございます。
自分自身で俯瞰することは難しいため、妻に相談し言われ、自分も同感したことを送ります。

【時期について】
妻と結婚するまでは誰にも指摘されず、このことについて自身の困り感はなかったため、いつからなのかは不明。妻からは、結婚し同居するようになってから指摘されている。

【経緯】
人の気持ちを想像できない、自分でやると言ったことができない・もしくは約束当初できていてもできなくなる、周りから「こうするべき」と言われ自分もその必要性を感じても動けない…などが結婚当初から繰り返され、その度に今後は変わると約束してきた。両家両親を交えて話し合ったことも。それでも同様の繰り返しがあり、1年以上前に妻からアスペルガーの可能性を指摘された。2人目の子どもが生まれることもあり、別アプローチを試すべく発達障がい支援センターへ相談。紹介された心療内科で検査すると、病気ではないものの傾向は強いと診断される。
その後、家庭で作成した振り返り表を元に妻と2人で自身の言動を振り返りつつ、センターに1年間以上毎月通い改善を目指している。
しかし、自分には困り感がないため、センターからもらったアドバイスを実践することはほとんどなく、自身の特性をカバーしようと必死に取り組めない。

【記憶が自分の都合のよいように変わったり欠落したりする】
ここ2年くらいの中では、自分の記憶が自分の都合のよいように変わったり欠落したりすることが何度か起こり始めた。相手に真実を伝えられてもピンと来ず納得できない。
例)
数ヶ月前、私が社用車で不注意による単独事故を起こし修繕費用を自己負担することになった。妻と相談し、今後の戒めのため修繕費用は毎月の自分の小遣いから分割で払うことにした。数ヶ月経ち当初自分から約束したことを忘れ、支払いを止めた。過去に違反による罰金を課せられた際には、それまでも違反が重なっていたため、戒めのため自分で払うことにした。今回の事故では、そのことを忘れ、修繕費は当然家計から出るという態度で妻に自己負担額を伝えた。違反の際に自己負担したことを妻に指摘されても思い出せず、反省するどころか納得できないという態度を取った。戒めのはずが、本日もこのことについて正確に覚えておらず妻に大幅に修正された。

センターに心療内科をもう一度受診することを相談すると、確定診断や治療を行う病院を紹介されました。
またアドバイス等いただけると幸いです。
長文になり申し訳ありません。よろしくお願いいたします。
公認心理師:小高 千枝先生からの回答
ご相談者様

こんにちは
公認心理師の小高でございます。

お返事を拝読させていただきました。
【時期について】
【経緯】
【記憶が自分の都合のよいように変わったり欠落したりする】
こちらにつきまして、詳細のご説明をいただきありがとうございます。

すでに発達障がい支援センターへ相談をされ、
心療内科で検査済み(病気ではないものの傾向は強いと診断)ということでございますね。

また、ご家庭での対策やセンターに1年間以上毎月通われていらっしゃるものの、ご相談者様には困り感がないために、センターからのアドバイスを実践することはほとんどないということ。

ただ、ご自身の特性をカバーしようと取り組めていらっしゃらないとのことでございますが、
今回、このようにご自身でご相談をされるようになられたことをゆっくり考え、ご自身を俯瞰してみてください。

【記憶が自分の都合のよいように変わったり欠落したりする】

こちらに記載をされていらっしゃるように、記憶の問題やご家庭のことなど困り感は出て来られていらっしゃるためではないかと感じます。

また、心療内科を再受診されたいと思われていらっしゃることも
ご自身と向き合おうとされている心の変化だと感じますため
このタイミングで、診断や治療を行われる病院へ一度足を運ばれて見られても宜しいかと思いました。

私は公認心理師という立場のため、断定的な病名をお伝えすることはできかねますが、医師に具体的に診断をしていただくことにより、ご相談者様も納得され、ご自身と向き合えるのではないかとお見受けできました。

とてもデリケートな問題でございますので、タイミングであることを考慮されながら、焦らずにお考えくださいね。


公認心理師
小高千枝
相談者女性
返信が大変遅くなり申し訳ございませんでした。
ご回答ありがとうございました。
自分自身を俯瞰して見ることが難しいのですが、今回心療内科を再受診することで自身を俯瞰して見ることができてくるものなのでしょうか?現状自身して見ることが難しく、妻に頼っているのが実情です。今後仕事復帰し、これまでのように時間があるわけではない妻に負荷を取りかけることができなくなります。
あと心療内科を受診し、治療を始める際に気をつけること、心がけることがありましたら教えていただきますようお願いいたします
公認心理師:小高 千枝先生からの回答
ご相談者様

こんばんは
公認心理師の小高でございます。

お返事を拝読させていただきました。
俯瞰をするということはご相談者様にとっておひとりでされることはとても難しいことでいらっしゃるかと思います。

また、現在は奥様を頼られていらっしゃるとのことでございますが
奥様はお身内の方であり、身近な方であるからこその感情がおありです。
近い存在であるからこそ、客観視や俯瞰をしてみることが難しいタイミングもあります。

そのため、心療内科の先生やクリニックの心理の先生に間に入って頂き
状況の整理や、ご相談者様ご自身との向き合い方などの「俯瞰」する意識の
サポートをしていただくことが宜しいかと思います。

デリケートな問題でございますため、第三者が入ることへの抵抗感などもおありかと思いますが
専門家が入ることで、奥様だけではなく、他者に見守っていただくことでの
安堵も芽生えるかと思います。

気を付ける点としましては、主治医の先生との信頼関係を築き
依存的になり過ぎず、ご自身に起こっている問題として捉え
勇気をもって向き合うよう意識を持つようになさってください。

心の問題は形に見えないため、抵抗感もあるかと存じますが、長い目で見た時にゆっくりと改善していくことで、将来をより豊かに過ごすことができます。

焦らずにゆっくりと主治医の先生と向き合うようになさってくださいね。


公認心理師
小高千枝
相談者女性
返信が遅くなり申し訳ございません。
先日心療内科を受診しました。
主治医の先生としっかりお話しをし、信頼関係を築くことで自身と向き合い、先日お伝えした悩みを治していきます。
多くのアドバイスをいただきまして本当にありがとうございました。
公認心理師:小高 千枝先生からの回答
ご相談者様

こんにちは
公認心理師の小高でございます。

お返事はご相談者様のペースで全く問題ございません。
どうぞ、気になさらないでくださいね。

また、心療内科を受診されたとの事、ご報告をいただきましてありがとうございます。
主治医の先生との信頼関係を深められ、落ち着いて向き合ってくださいね。

良い方向へ向かうことを心より願っております。


公認心理師
小高千枝