離乳食に小松菜やほうれん草を使用していましたがかなりゆでるので鉄分がうしなわれて...
栄養士への相談

相談者40歳/女性: 離乳食に小松菜やほうれん草を使用していましたがかなりゆでるので鉄分がうしなわれていないか心配です。ゆでると鉄分もうしなわれますか？

栄養士からの回答: ご質問ありがとうございます。

離乳食を食べているお子さんは前回の質問から１歳半の男の子でよろしいでしょうか？

離乳食時期の栄養の取り方ってとても悩みますよね。

ほうれん草や小松菜などは確かに鉄分が豊富です。
加熱によって確かに鉄量は減少しますが、それよりもこれらの野菜に含まれているビタミンＣが加熱によって失われてしまいます。
ビタミンＣは鉄分の吸収をよくする働きがあるので、ビタミンＣが熱で失われてしまうと効率の良い体内吸収ができないのです。

茹でるという方法であれば、少量のほうれん草や小松菜をしっかりと沸騰した湯で短時間茹でてさっと水に取り、すぐにザルあげする。
こうすることで失われるビタミンＣや鉄分を最小限にすることができるかと思います。

そのほかの食材では、レバーや豆類（豆腐や納豆、味噌など）、青背の魚などにも良質な鉄分が豊富です。

１歳半ごろになるとそろそろ完了時期に入り、大人の食事の取りわけができるようになりますので、日ごろの食事から鉄分をママと一緒に摂取するようにしていくのもよいかと思います。

栄養士からの回答: おっしゃるとおり離乳食時期の鉄分補給は大事なので心配ですよね。

講師労働省：日本人の食事摂取基準2015年度版によると、男児の1歳～2歳は約4.5mg/日となっています。

また五訂日本食品標準成分表によるとお豆腐（木綿）に含まれる鉄分は100ｇ当たり0.9mg、牛ひき肉は同2.3mg、豚ひき肉は同1.1ｍｇですので目安にしてくださいね。

鉄分入りのウエハースなどおやつも有効ですし、お子様が苦手でなければ鉄分が多い鶏レバー：100ｇ当たり9.0ｍｇや高野豆腐：同6.8ｍｇを上手に取り入れるのも効果的ですね。

頑張ってくださいね。

栄養士からの回答: ご質問ありがとうございます。
絹ごし豆腐も当然ながらあります。
100g当たり0.8mg(五訂日本食品標準成分表調べ)含まれてますよ。