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よろしくお願いいたします。 43歳主婦です。 逆流性食道炎があるとして、もし...

医師への相談

相談者43才/女性
よろしくお願いいたします。
43歳主婦です。
逆流性食道炎があるとして、もし無治療のまただと そのまますぐにら食道がんに移行するのでしょうか?
それとも 治っては繰り返して 食道がんに移行するのでしょうか?

逆流性食道炎は、無治療のままだとひどくなる一方なのですか?それともある程度日にちが過ぎたら治まっていくものでしょうか?
よろしくお願いいたします。
医師からの回答
逆流性食道炎は確かに食道がんにつながる可能性がありますので、心配ですよね。
逆流性食道炎がありますと、胃酸の刺激を受け続けた食道の粘膜が変性し、バレット食道と言われる状態になります。このような状態になって初めて食道がんが発生しやすくなりますので、逆流性食道炎があるからといってすぐに食道がんに移行することはありません。
ただ、逆流性食道炎の患者様は年々増加しており、食道がんの患者様も増加しております。年に一度、内視鏡検査(胃カメラ)を受けて、ご自身の食道の状態を確認しておくことが重要かと思います。
また、逆流性食道炎自体は症状がなくても逆流していることがあります。強く逆流している時にのみ症状を感じている場合は、症状がなくなると治ったと思われがちですが、逆流は残っている場合があります。
逆流性食道炎の経過ですが、年齢とともに胃酸分泌が減り自然と軽快する方もいらっしゃれば、ストレスなどで胃酸が増えて悪化する方や、体重の増減や姿勢の変化で悪化する方もいたりと様々です。
いずれにしても、内視鏡検査(胃カメラ)で定期的にご確認し、必要であれば治療をすることをお勧めいたします。
相談者43才/女性
先生、大変分かりやすい返信をありがとうございます。
すぐに食道がんに移行しないとして、 だいたいどれくらいの期間でなりますのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
医師からの回答
どれぐらいの期間で食道がんになるかは、患者様の胃酸の逆流具合やバレット食道に変性してしまった食道の長さによって状況はまちまちですので、残念ながらお答えすることはできません。
過去のデータによりますと、1年間で1000人のバレット食道の方のうち3-5人に食道がんが発生していると言われています。
もちろん、中には食道がんにならずに天寿を全うする方もいらっしゃいますが、万が一食道がんになりますと、大掛かりな手術や抗がん剤など大変な治療が必要になります。
一つお伝えできますのは、逆流性食道炎の治療が遅くなればなるほど、食道がんになる可能性は上がることは確かです。
逆流性食道炎の治療はお薬の服用が長く続き、わずらわしいことだとは思いますが、食道がんのリスクは下げることができますので、早めの治療をお勧めいたします。
相談者43才/女性
ご回答ありがとうございます。
まだ受診したわけではないので逆流性食道炎なのか食道がんなのかも不明なのですが、この症状はどう思われますか?

・食後2時間くらいすると 喉がヒリヒリイガイガしてきて、咳払いをしてしまう
・喉下からみぞおちまである胸骨辺りが キュッと、苦しくなる時がある
・食道を食事が通過しているのが分かる

大きく言うと この3つがあります。

昔からビールは毎日飲みますし、熱い食べ物も毎日は食べませんが好きな方です。

なので食道がんではないかと思っているのですが、最近は逆流性食道炎なのかな?とも思ったりもしています。

猫背気味で、多大なる家庭内ストレスの日々を送っていますし、43歳なので少しきつめの下着もつけております。

これを踏まえて、先生 ご返信をお願いいたします。
医師からの回答
・①食後2時間くらいすると 喉がヒリヒリイガイガしてきて、咳払いをしてしまう
・②喉下からみぞおちまである胸骨辺りが キュッと、苦しくなる時がある
・③食道を食事が通過しているのが分かる

このなかでは②、③、①の順で逆流性食道炎の可能性が低くなっていくかと思います。
ご不安だと思いますので、まずは消化器内科へ受診されて胃カメラをすることで、がんや炎症があるかはっきりして気持ちも楽になるかと思いますよ。
飲酒は少量であればがんの発生リスクは上がりませんし、きつい下着も大丈夫です。
お大事になさってくださいね。
相談者43才/女性
ご回答ありがとうございます。
すみません、理解力が乏しくて、② ③ ①の順で可能性が低くなっていくとの意味はどういった事でしょうか?

先生、癌での症状でしたら 毎回感じるものなのですか?
つかえ感や、飲み込み時の痛みなど。

つかえ感や飲み込む時の痛みはありませんが、気になりました。

やはり43歳女でしたら食道がんの罹患率は高いのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
医師からの回答
ご記載いただいた症状は、食物が通り過ぎる経路に何らかの問題がある場合には見られることがあると思われ、症状が食道がんなのか逆流性食道炎なのか、それとも硬い食べ物や熱い食べ物やアルコールなどで傷ついているということで起こっているのかを判断するのは難しいと思いますが、可能性で言うならば、2番のような症状は逆流性食道炎と関係が高く、1番については比較的関係性が低いと考えられる、という意味です。ただ2番→3番→1番という序列は参考程度にとらえていただければよいかと思います。

がんの症状でも、食物が小さかったり通り過ぎやすい形だったりするとつかえ・痛みは感じない場合もあると思います。

そもそも食道がんという病気自体が珍しいがんでありますし、高齢者に多いと思いますので、43歳女性の方が食道がんについて心配しすぎる必要性は低いと思います。
相談者43才/女性
ご丁寧に、分かりやすいご返信をかんしゃいたします。