みずいぼ/伝染性軟属腫の症状

みずいぼ(伝染性軟属腫)は、皮膚にできる小さないぼのことを言います。
  
いぼは水を含んでぷっくりと膨らんだような形状で、およそ1ミリから5ミリ程度の大きさです。中央にかすかにくぼみがある場合もあります。表面は光沢があり、単独で出ている場合や、複数個集まって出る場合があります。かゆみを伴うことも少なくなく、かいて皮膚に傷をつけてしまうと、そこからさらに増えていく場合もあります。発生場所もさまざまで、体中どこでもできる可能性があります。
  
伝染性軟属腫/みずいぼは、数か月から数年で自然に消えていくことも多いですが、中には長く残る人もいます。

みずいぼ/伝染性軟属腫の原因

みずいぼは、伝染性軟属腫ウイルスが皮膚の細かい傷などから入り込むことによって起こります。怪我などをしていなくても、乾燥肌やアトピー性皮膚炎によって皮膚が弱っていると感染しやすくなります。また、子供の場合はプールでうつる場合が非常に多くなっています。これは浮き輪やビート板などの共有による感染の可能性が高いとされています。
  
また、大人の場合は、性感染の他に、高齢者や免疫力が低下する基礎疾患を持っている人に見られる場合があります。免疫力が低下して発症した場合は悪化しやすいので注意が必要です。

みずいぼ/伝染性軟属腫の治療法

みずいぼを完全に防ぐことは難しいですが、できるだけ感染をさせないように心がけることが大切です。プールでの感染は、プールの水よりもビート板などの共有による要因が大きいことがわかっているので、用具の共有はできるだけ避けるようにすると安心です。
  
また、できるだけ皮膚のバリアを強くして、ウイルスが入らないようにすることも大切です。そのためには、普段からの保湿も大切です。もし伝染性軟属腫/みずいぼができてしまっても、かかないように注意し、できるだけ早く皮膚科や小児科を受診することが求められます。