大腿骨骨幹部骨折とは
大腿骨骨幹部骨折は、大腿骨の中央部分にある、皮質骨が衝撃の大きい交通事故などで骨折することをいいます。衝撃の大きさにより、粉々に折れる粉砕骨折や、横骨折、二重骨折やらせん骨折そして、湾曲など状態が変わってきます。
大腿骨骨幹部骨折の症状
大腿骨骨幹部骨折は、大腿骨の中央部分が衝撃の大きさにより、さまざまな状態に骨折してしまいます。全身の中でも強靭な骨とされる大腿骨ですが、大きな衝撃により粉砕または折れてしまった場合、大腿部に強い痛みや激痛が走ります。大きく腫れあがり、痛みで歩くことはできません。股から膝に位置する骨が骨折することにより、可動域が制限され、骨が大きくずれることから、明らかな変形なども見られます。
骨が折れる完全骨折や一部が残っている不完全骨折でも、どちらの場合でもこれらの強い痛みや腫れが現れ、歩行はできません。また、患部を固定することによる筋肉の委縮なども症状として現れます。
大腿骨骨幹部骨折の原因
大腿骨骨幹部骨折は、交通事故などを代表とする強い衝撃が大腿骨に伝わったことにより大腿骨の幹部が破壊され、折れてしまうことが原因です。子どもの場合、虐待などで意図的に大きく力が加わったことにより大腿骨骨患部骨折に至る場合もあります。バイクからの転倒や衝突事故、衝突した際に空中に放たれた後の路面への激突などが考えられ、衝撃の大きさによって、骨の耐久力を超えるため、骨折の程度も変わってきます。
一番大きな衝撃が加わることで、骨が折れるという完全骨折以上の、粉々に砕けてしまう粉砕骨折が一番の重症であると言われています。
大腿骨骨幹部骨折の治療法
大腿骨骨幹部骨折は、骨の耐久性を超えた力が大きな衝撃として加わるため骨折に至ります。交通事故などが骨折の原因として考えられているため、予防するためには、交通事故に合わないように、交通ルールを守った生活を心かける事が重要です。交通規則を守り、交通量が多い交差点などでは、周りの車の動きなどにも視野を広げて行動することで、交通事故の未然予防につながります。
強靭な骨としても知られていますが、骨を丈夫にするためのカルシウムを普段から意識して摂取することも頑丈な骨をつくるための方法の一つといえます。
治療は、消炎鎮痛剤を使用しながら安静を保つ、保存的療法と、手術療法があります。
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