尿道異物・膀胱異物とは
尿道異物・膀胱異物とは、尿道や膀胱内に異物が侵入してしまうことを言い、自慰行為で異物を押し込んでしまった際などに見られます。膀胱に異物を放置しておくと細菌感染や膀胱壁に穴があく場合もあるので病院での早めの処置が必要になります。異物が入った事に自覚がある場合には直ぐ様治療する必要があります。
尿道異物・膀胱異物の症状
尿道異物・膀胱異物の症状とは頻尿になったり、血尿、残尿感、下腹部痛、排尿困難等があります。そして尿道から直接異物が侵入する場合には、痛みや違和感を伴う為に必ず自覚症状があるはずです。そして自身の興味本位で異物を入れてしまい異物が取れなくなってしまった場合には直ぐに原因が分かりますが、過去に行った手術の際に体内に取り残されたガーゼや、破損したカテーテル、糸等が原因で発症する場合があります。そして事故等で下半身に外傷を負った際にも木片や、金属、骨が膀胱異物となる場合もあります。
自身で尿道から異物が侵入した自覚が無くても血尿や下腹部痛、排尿困難等の症状が現れた場合には、直に病院での検査が必要です。
尿道異物・膀胱異物の原因
尿道異物・膀胱異物の原因には、男性の場合は興味本位による悪戯で引き起こされるケースが多いです。手淫(自慰)の際にヘアピンや鉛筆、ゴム製品等を興味本位で入れてしまい取り出せ無くなってしまうのです。この場合本人は恥ずかしがって病院を受診する事を躊躇して放置し、後になって血尿や下腹部痛の症状が現れてから受診する方もいますが、最悪の場合膀胱壁に穴があく可能性もある為に異物が侵入してしまった自覚があれば恥ずかしがらずに直ぐに病院を受診する事です。そして女性の場合過去に行った手術の際に使用した破損したカテーテルやガーゼ、糸が体内に残されている場合も珍しくないです。
下腹部に違和感を感じたり、排尿の際に何らかの異常が感じられて病院を受診すると、膀胱に異物が見つかったと言うケースも珍しくないです。
尿道異物・膀胱異物の治療法
尿道異物・膀胱異物を予防するには、まず興味本位で尿道から異物を挿入する事は大変危険を伴いますので絶対に行ってはいけない行為であることを伝えることです。興味で行った行為が取り返しのつかない事態を引き起こしてしまう場合があります。
治療は内視鏡を用い、尿道から異物の摘出します。
異物が大きく、内視鏡操作で摘出困難な場合は、手術により膀胱を切開して異物を取り出します。
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