痒疹の症状

痒疹の症状は、「のたうちまわるほどかゆくなる」のが特徴です。皮膚にごりごりとしたつぶ状のかたまりができ、これがひどくかゆみをもたらすのです。アレルギーや虫刺され、アトピー性皮膚炎の悪化、妊娠中などに発症する場合があり、急性ですぐに鎮静化しても、また再発する場合が多々あります。
虫刺されのような小さな赤みの発疹ができ、それが全身や各部位に多発するようになります。水膨れや色素沈着を起こす場合もあります。
かゆみを抑えるためにひっかいて刺激を与えてしまうと悪化につながります。ひっかいて皮膚が傷ついた箇所から浸潤液がこぼれて、周辺に広がることもあります。繰り返してかきむしっていると皮膚がどんどん固くなっていきます。

痒疹の原因

痒疹の原因はアトピー性皮膚炎やアレルギー性の皮膚炎であるというのが従来の説でした。
しかし最近では虫刺されによる過剰反応によるもの、妊娠による体質変化によるものなどがあらわれてきています。原因不明のものもあるといわれており完治するのは困難な病気といわれています。
特に早期治療をせずに自己診断でケアをして時期を逸したことにより慢性化することも多く、発症したことのある人は内服薬を服用して予防したり、発症したら即医師に診断をあおぎステロイド剤を投与してもらうことが必要になります。
症状が緩和しても色素沈着など跡が残ることも多く、刺激や紫外線を避け、食物アレルギーがあるなら摂取しないようにと日常生活でも気を遣わなくてはならないことが多くなります。

痒疹の治療法

痒疹を予防するためには、アレルギー性の皮膚炎にかかったことがある方やアトピー性皮膚炎などの持病を持っている方は、症状がひどくならないように内服薬を適宜服用する必要があります。
また紫外線を避け、刺激を与えないような化粧品や洗浄剤を利用するようにしなければなりません。
虫刺されによるアレルギー反応や原因不明で痒みが発症した場合も、免疫力が低下していることが原因とされるます。そのためストレスを過度に持たないよう、栄養のあるものを食べるようにして健康的な生活を心がけることが必要になります。
肌への刺激がよくないので、お風呂も暑すぎるお湯に入らないとか、体を洗う時もやさしく丁寧に洗うなどのケアが必要になります。