急性腎不全の症状

突然尿が出なくなり老廃物が身体に貯まることにより、浮腫、高血圧、易疲労感、だるさなどが起こりますが、一番問題となるのがカリウムが身体の中に貯まることによる不整脈です。突然命にかかわる不整脈が起こることがありますので、早めの治療が必要となります。特にもともと心臓に持病がある場合はリスクがさらに高くなりますので、注意が必要です。

急性腎不全の原因

何らかの原因で腎機能が低下することによりますが、下痢などによる脱水や出血、薬剤、腫瘍などによる尿路の閉塞などが主な原因です。原因がはっきりしない場合もあります。また、普段運動をしていない人が過激な運動をしてその後に飲酒などをすると、筋肉が壊れて筋肉の分解産物が腎臓に詰まって急性腎不全になることがあります。

急性腎不全の治療法

脱水や出血が原因であれば輸液や輸血、薬剤が原因であれば薬剤の中止、閉塞が原因であれば泌尿幾何的に閉塞を取り除くことが治療です。カリウムが高いなどの症状がひどい場合は一時的に血液透析を行います。もともとの腎機能に問題がなければ、これらの腎不全による症状を緩和する治療を行えば徐々に腎機能は正常となります。しかし、ものもとの腎機能に問題があると、急性腎不全が慢性化して腎不全になることもあります。