酒さ(しゅさ)とは
酒さとは俗にいう赤ら顔や赤鼻のような顔面症状になる慢性の炎症疾患です。気温の上昇やストレスなどでほほに紅斑と呼ばれる皮疹ができ、その後紅斑の内部にニキビ様の湿疹が出てきます。
酒さの症状
初発症状として、気温の変化や、日光にあたったりして熱がこもったり、精神的なストレスによって頬など顔に一時的に赤みがでます。やがてこの頬、鼻や眉間など顔に起こるほてり感を伴う潮紅が持続的にでるようになり、腫れや毛細血管の拡張が起こります。丘疹、膿疱などのにきびに似たぶつぶつがたくさんできることもあります。酒さの原因
酒さの原因ははっきりわかっていません。症状を悪化させる要因として、精神的なストレスや緊張、日光、温熱、飲酒などがあります。末梢の血管をひろげたり、収縮させたりする血管運動神経の異常が原因として考えられています。
酒さの治療法
酒さの治療として、テトラサイクリン系の抗生物質の内服やメトロニダゾールの内服などが行われます。漢方が使われることもあります。症状の改善や予防のために、悪化因子をできるだけ避けることも大切です。
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