地図状舌(舌にできる赤白の模様)とは
地図状舌とは、薄い赤色の斑と白い斑の模様が舌に広がる状態を指します。原因は明確にはわかっておらず、大人より子どもに多いです。良性の病態で、自然に治っていきます。
地図状舌の症状
薄い赤色の楕円形の斑と白い斑の地図のような模様が舌に広がっている状態が地図状舌です。白い斑が舌の一面に広がったり、覆ったりと多様な模様を作り、その模様は日によって変わります。数日から数週間で模様が消えることもありますが、基本的には数カ月から数年にわたってこの模様がみられます。
自覚症状がほとんどみられないことが特徴です。症状があったとしても、舌が少ししみる、ピリピリするといったくらいです。
地図状舌の原因
地図状舌の原因は、まだ解明されていません。一説には、風邪などの体調不良を伴う急な発熱によって、地図状舌が発生することがあると言われています。また、過度なストレスや睡眠不足、不規則な生活、ビタミンBやミネラルなどの栄養不足など、生活習慣にも原因があるとも言われています。
地図状舌の治療
地図状舌は原因がわかっていないため、特に治療法はありません。地図状舌は、発症しても体に重大な害をもたらす症状は出ないため、自然に舌の模様が消えるまで様子を見ます。
ほかの病気にも共通して言えることとして、睡眠をしっかりとる、栄養に偏りのない食生活を送る、ストレスを発散できるような環境を整えるなど生活バランスを整えましょう。
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