類乾癬の症状

類乾癬の症状は、乾癬と似た白っぽいフケのようなものが付いた赤い発疹ができます。かゆみなどの自覚症状はほとんどなく、何年もかけて徐々に進行していくとされています。発疹の状態によって、局面状類乾癬と苔癬状粃糠疹(たいせんじょうひこうしん)の二つに大きく分類されます。

局面状類乾癬は、中高年の男性に多く、胸・腹・手足に赤い発疹ができます。5~6㎝を超える場合やかゆみ・皮膚の萎縮を伴う場合は、菌状息肉症というがんの一種の前駆症状の場合があるとされています。

苔癬状粃糠疹は比較的若い人に多く、胸・腹・太もも・腕に、1㎝程度までの発疹ができるとされています。赤く盛り上がり白いフケのようなものが付着します。治っても皮膚の色むらや跡が残る場合があります。熱や体のだるさを伴う場合もあります。

類乾癬の原因

原因は不明とされています。

類乾癬の治療法

類乾癬は、原因が不明なため、予防法も確立されていません。類乾癬の治療方法は、ステロイドの含まれた塗り薬や、治療用の紫外線を当てる治療(PUVA療法)が行われます。原因が不明なため、根治方法は今のところはっきりせず、経過を見ながらの治療となります。