青色母斑の症状

青色母斑の症状として挙げられるのは、ホクロより青みが強いことです。大きさは1cm以下の場合が多く、盛り上がっている特長があります。青色母班の色は、人によって違いがあります。黒ずんだような青色から、鮮やかな青色までさまざまな症状があります。発症は、顔や背中、手や足など広範囲にわたります。
  
1cm以下の場合は、悪性化することはありません。稀に、1cm以上の大きなアザが見られる場合があります。細胞増殖型と考えられており、後に悪性化することもあります。症状の最大の特長は、皮膚の表面より半球型に隆起することです。表面はつるっとした状態になります。また、かゆみや痛みなどの症状もありません。

青色母斑の原因

青色母斑の原因は、人間の皮膚の表面にあるメラノサイトと言われる細胞が関係しています。本来は、皮膚の表面でメラニン色素を構成する働きを持っているメラノサイトが、皮膚の内部で増殖して青色の痣をつくりだします。真皮層の奥深くで増殖するメラノサイトが、皮膚を通して青く見えているのです。
  
遺伝との関連性はないと考えられています。乳幼児に多く発症が見られ、良性の青あざとして知られています。悪性腫瘍であるメラノーマとの区別がわかりにくいので、青色母斑を見つけたら早めに専門医の診断を受ける事が大切です。

青色母斑の治療法

青色母斑は、効果的な予防策はありません。1cm以下の場合は、特に重症化することもないので、そのままにしていても大丈夫です。気になる場合は、皮膚科で除去してもらうことができます。外科手術となる場合が多く、青色母班を除去しても、手術痕が目立つこともあります。
  
細菌では、レーザー治療で除去する治療法も行われています。ただし、青色母班の大きさが1cmを超えるほど大きくなるようなら、細胞増殖型とも考えられるので、専門医の診断を受ける事が大切となります。