症状

老人性白斑の症状は、手や足などの四肢や体幹の皮膚、そして背中や腹部、腰など全身に小さな米粒位の大きさの白い斑点が出現します。痛みやかゆみは伴わず、数ミリから米粒大の大きさの斑点は、大きくなることもなく、広がることもありません。
  
個人差がありますが、数個という方もいれば、数十個など差が多く、大きさや個数などはさまざまです。他の病気への発展や、他の斑点とつながることもありません。また、他の人へ感染することはなく、加齢と共に、個数や斑点の出現が目立つようになります。老人性白斑ですが、30代から斑点が現れる方もいます。

原因

老人性斑点は加齢などから、色素細胞の機能が低下することにより、老人性白斑が出現します。そのメカニズムから加齢が原因の一つとして考えられていますが、詳しい原因は解明されていません。
  
年齢を重ねる事によりメラニン色素が減少し、斑点が出現しますが、日焼けや、やけどなど、皮膚に刺激や負担が加わることが、斑点を拡大させてしまう一つの誘因であるという説もあります。若いうちにダメージを受けた肌や、日焼けすることによって、より白斑が目立ってしまう場合もあります。明確な原因については解明されていないため、現在でも研究が続けられています。

治療法

老人性白斑は原因が解明されていないため、明確な予防法がありません。しかし、加齢による色素細胞の機能低下が原因の一つとして考えられており、かゆみや痛みなどの症状が現れないため、神経質になる必要はありません。気になる場合は、皮膚の着色料などを美容的に使うこともあります。
他の人への感染や、他の病気への発展などもないことから、日焼けや、やけどなど、肌に負担をかけてしまったと感じた場合は、丁寧にケアすることで、ダメージを軽減させることができます。一つの老化現象と捉え、肌の観察などを行う事も重要です。