シンナー中毒の症状

シンナー中毒の症状は、酒によったような状態になり、気分が高揚するとい自覚症状がありますが、少量でも急性中毒を起こす場合があり注意が必要です。
  
急性中毒を起こした場合は、倦怠感や嘔吐下痢などの軽度の症状から、意識消失や運動機能異常などの症状に発展し、重度になると呼吸困難を起こし、死に至る場合もあります。依存性が高く、長期間常用することにより、慢性中毒となり感情が不安定になったり、幻覚や知能低下に見舞われる場合もあります。
  
常用者による慢性中毒は青少年にみられることが多く、シンナーの吸引を自分の意識で断つという自己統制ができなくなってしまうので注意が必要です。

シンナー中毒の原因

シンナー中毒の主な原因は、ニスやラッカーなどの塗料や接着剤に含まれるトルエンという物質です。このような塗料や接着剤を薄めて蒸気吸引することにより、トルエンが中枢神経に直接作用し、神経を麻痺させたり変性を起こしてしまうことが症状の原因です。
  
トルエンには強い依存性と中毒性があり、吸引することにより、酒に酔ったような心地よい状態になるため、幻覚や幻聴という症状に見舞われても、依存性が高いため常習化してしまいます。このトルエンを含む塗料は日常生活の中に多く存在し、手軽に購入できることから、いわゆるシンナー遊びとして若い世代が乱用できてしまうことが問題となっています。

シンナー中毒の治療法

シンナー中毒を予防するためには、シンナー中毒の恐ろしさや恐さなどを行政や教育機関、家庭や地域、そして医療機関などが協力し、教育し続ける事が重要です。本人が体感する恐ろしさはもちろん、他者へ危害を加えたり、酩酊状態による交通事故など、多大な影響を与えてしまうことを教えることも重要です。
  
また、未成年者を持つ家庭においては、トルエンを含む塗料は量販店などでも手軽に買える事から、日頃の行動なども観察し、早期に対処することが大事です。

数年以上の慢性中毒では、脳の萎縮や神経組織の変性が見られ、それを元の状態に治療することは困難ですので、予防が非常に重要です。