足関節脱臼骨折とは
足関節脱臼骨折とは、高いところからの転落や転倒などにより、足関節に強い力が加わり周囲の靭帯を損傷、骨折などの状態のことを言います。足の関節部に強い痛みや皮下出血、腫れや変形などの症状が見られます。歩くことは困難となり、早急な治療が大切です。
足関節脱臼骨折の症状
足関節脱臼骨折の症状として挙げられるのは、足関節の強い痛みや腫れがあります。他にも皮下出血や、足関節が外反変形や内反変形になる場合もあります。足関節脱臼骨折を起こすと、患部が腫れ、動かそうとすると強い痛みを感ため歩行困難となります。さらに、皮下出血を起こし熱を持つ症状も考えられます。そのまま放置していると、腫れた部分の皮膚が変化し、水泡ができます。やがてその水泡が弾けて、膿に似た黄色い液がにじみ出てくることもあります。
重度の骨折の場合は、折れた骨の破片が皮膚を突き破って表面に現れるケースもあります。さらには、腫れにより周囲の皮膚が壊死してしまう最悪の症状に進むので、注意が必要です。
足関節脱臼骨折の原因
足関節脱臼骨折の原因は、高所からの転落や転倒などが挙げられます。激しいスポーツや交通事故などにより、足関節に非常に強い外的な力が加わり、脱臼骨折を引き起こしてしまうのです。足に加わった衝撃の種類により、内側にひねる内返しや、外側にひねってしまう外返しがあります。足関節脱臼骨折は、脱臼と骨折を同時に起こした状態になるので、歩行困難になってしまいます。
特長として知られているのは、足を骨折して、関節が外れてしまう状態になることです。日常生活でも、階段を踏み外すことや、ささいな段差でつまずくと足関節脱臼骨折になる場合もあります。
足関節脱臼骨折の治療法
足関節脱臼骨折を予防するには、高所からの転落や思わぬ転倒をしないことが大切です。階段を下りる際には、手すりを使うなどを心がけると、骨折の危険を回避することができます。足関節脱臼骨折をそのまま放置してしまうと、変形性足関節症になることもあるので、注意が必要です。そのまま放置してしまうと、脱臼や骨折している部位がそのまま固まってしまうため、変形してしまった足の関節を、しっかりと固定してずれを修正しなければなりません。足関節脱臼骨折が疑われる場合には、すぐに専門の整形外科を受診することが大切です。
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