たこ/胼胝腫とは
皮膚表面の一部の角質が分厚くなり、同時に硬くなった状態をたこと呼びます。スポーツ選手に多くみられますが、正座をする機会の多い人では足の甲にできることもあります。ほかにもペンだこやマウスだこと呼ばれるペンやマウスを利用する仕事をする人では持ち方のクセや頻度によってもたこが現れます。特に悪質な物は少なく、痛みが無い、特に邪魔にならないのであれば放置しても問題はありません。
たこ/胼胝腫の症状
胼胝腫/たこの症状は皮膚表面が硬くなることです。手や足の裏という刺激を受けやすい場所に起こることが多く、触ってみて一部分が硬いということであれば、たこの可能性があります。角質が硬くなるということが主な症状であるため、特に痛みを伴うということや邪魔なることもなく「気付いたらたこになっていた」ということも多くあり問題はありません。スポーツ選手は手足に負担をかけるために競技によって、たこが現れる部位は違います。
スポーツをしていない場合でもペンだこと呼ばれる指の一部が硬くなるということや、手のひらに現れることもあります。年齢は関係はなく、赤ん坊でも指しゃぶりによるたこが現れることもあります。
たこ/胼胝腫の原因
たこの原因は主に刺激を受け続けることにあります。よって特に問題のない職業病として、その職業の特徴として扱われることもあります。ペンの持ち方が悪い、もしくは力を入れ過ぎることによっては小学生でもたこが現れることもあり、これは力を入れることで手指の一部分に圧力がかかりすぎることで角質が厚くなるということがあります。
また、スポーツ選手では圧力の他にも摩擦が原因になることもあり、足に出る症状ではあっていない靴を履くことで摩擦や外部からの圧力が長時間かかるということもあります。また、稀にはなりますが、体質的な問題で角質が硬くなりやすいという人もいます。
見た目の問題もあるものでは魚の目と呼ばれる過剰な角質の増殖、ウイルス性のいぼといった治療が必要になるものもあります。
たこ/胼胝腫の治療法
足にできるたこについては、長時間の立仕事や歩くことによる職業的な問題もありますが、自分の足に合った靴を選び、中敷きも負担の少なくなるものを選ぶことで予防が可能となります。窮屈なものでは特に摩擦や圧が加わりやすいため、靴選びをしっかりとすることが大切です。正座のし過ぎによる足の甲にできるものや、ペンだこやマウスだこは長時間続けすぎないことも重要ですが、職業柄困難な場合もあるため予防法としては定期的にマッサージをすることや、少し違和感を感じた時点で角質を柔らかくするようなケアも重要になります。クリームというものも重要です。
血行不良の体質、特に冷え性などは血行が滞ることで皮膚が硬くなりやすい、痛みを伴う魚の目になることもあるため、血行の流れを良くすることも予防につながります。
治療は、予防同様に、まず原因となるものの除去が必要です。
一定の箇所に圧力が罹っている場合はそれを除去して様子をみます。
できてしまったたこは、皮膚科で除去する事が可能です。最近ではレーザーを使用した除去方法もあります。
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