医師によって違う風邪の処方薬
たかが風邪されど風邪
先日風邪をひいて38度まで熱が上がってしまいました。いつもなら37度後半くらいで解熱剤を飲むとおさまるのですが今回はそう上手くは行かなかったのです。37度代くらいならなんとか会社に行けますが、38度を超えてしまうとちょっと仕事はおろか職場にたどり着くのも一苦労と思って会社を休んで病院に行くことにしたのです。
かかりつけの医院があるのでそちらで見てもらって処方薬を出してもらいました。一応検査はしましたがインフルエンザではないただの風邪とのことなので熱が下がって自己判断で大丈夫そうなら仕事に行ってもいいとの診察結果でした。そこで出された処方薬を飲んでその日一日安静にしていたのです。出されたのは錠剤1種類だったので本当にこれで治るのか不安でしたが、翌日には熱も36度代に下がって調子もだいたい戻ったので出勤できたのでした。
風邪をこじらせる前に医者に行っていればよかったと本当に痛感しました。ひどくなる前に病院に行くべきとよく言いますが、本当にちょっと調子が悪くなったときに通院していればここまでひどくならなかったのにと実感しています。
そうはいってもちょっと調子が悪いくらいで平日会社を休んで通院するのは憚られるので、普段から手洗い・うがいを励行して感染を防ぐように努めます。
医師によって違う風邪の薬
私の友人のママ友だちは、まだ1歳の子供がよく風邪をひくため色々な小児科へ行ったと話していました。
そこで感じたのは、お医者さんによって風邪の処方薬は違うということです。お子さんの風邪の状態は熱が出て鼻が詰まり咳が出るということ。苦しそうなのですぐに小児科へ行くそうです。
ある病院では鼻水の薬と咳を止める薬、それと一週間分の抗生剤と整腸剤の処方薬が出されたそうです。全部で4種類もの薬を出されてこんなに飲めるかとつい言ったところ、お医者さんからは体内にある風邪の菌をしっかりやっつけないと治りませんよ、と言われたそうです。そこで処方薬をしっかり飲ませて元気になったのだが、薬でお腹一杯になってしまうようで食欲は減ったと話していました。
また別の病院では同じような状態の時、鼻水と咳止めが混ざった1種類の処方薬しか出されなかったと言います。これだけで大丈夫ですかと尋ねたところ、お医者さんからは子供は本来風邪に対する免疫を持っていて、それを頼りに自然に治癒したほうが良い、抗生剤などの処方薬に頼るべきではないと説明されたそうです。その後お子さんの風邪は治りましたがやはり治るまでには時間がかかったということです。
どちらの対応が正しいのかまだ分からないけれど、状況によって処方薬も考えたいと話していました。
風邪の症状あれこれと処方箋
ひとくちに風邪といっても、その症状は様々で、症状によって処方薬や対応も変わってきます。
例えば、風邪とわかりやすい症状としては鼻水が過剰にでてきたり、鼻づまりがおきたり、くしゃみが出るなどがあります。鼻の異常にはそれぞれの鼻の症状を改善する処方薬が出されますが、花粉症やその他アレルギーの症状である場合もあるため、検査をしたり、しばらく様子を見たりする事が大切です。
また、のどが痛くなったり、咳が出たりするのも立派な風邪の症状です。のどに関する症状にも様々な段階や種類があって、のどがむず痒くなったり、チクチク痛くなったり、ヒリヒリ痛くなったりします。のどの異常にも処方薬がありますが、症状によってやはり種類は異なり、症状に合ったものが処方されます。
さらに、熱が出る事も風邪の代表的な症状です。熱が出た場合には解熱剤が処方される事が多いですが、治癒能力を最大限に活かすためにあえて多く服用しないように助言する事もあります。それに加え、熱が出た時には水分をよくとって安静にする事が何より大切です。
薬は市販のものもありますが、一人ひとりの症状に適しているとは限らないため、医者に処方薬をもらった方が安心です。
風邪の処方薬について
風邪をひいて病院にかかると処方薬を出されるでしょう。特に熱が高い場合などは必ずと言っていいほど出されるわけですが、実は風邪は処方薬がなくても治ることが多いというのです。
というのは風邪という病気があるわけではなく、その症状は患者ごとに千差万別です。インフルエンザのようにそれに対抗する薬があるものもありますが、それ以外の場合はそのままでも通常は治るものなのです。
風邪によって喉の痛みや咳、痰、発熱などがあるのはウイルスや細菌から身体を守ろうと免疫細胞が抵抗している現れなので、この状態で症状を抑える薬を処方してしまうと、かえって風邪が長引く恐れもあるというのです。
しかしあまりに高熱が続いたりすると脳が破壊される危険性がありますし、咳がひどくなって肺炎などになると体の弱い方などは命の危機に陥る恐れもあるので、やはり風邪だからといって甘く見ない方がいいのです。
微熱程度であればそのまま様子をみて、免疫細胞がウイルスを追い出してくれるのを待つのがいいかもしれませんが、体の弱い方やお年寄り、妊婦さん、小さなお子様などはやはり専門医を受診して適切な治療をした方がいいでしょう。気になる場合は専門家に診てもらうのが一番ということです。