風の邪気は風のツボにたまる

風邪のひき始めは、背中がぞくぞくします。熱が出る時は背中全体の筋肉がこわばって、首や肩がいつも以上にこった感じになるのですが、東洋医学でツボの勉強をして納得しました。 肩甲骨と背骨のちょうど間にあたるところに「風門」というツボがあって、風の邪気はその門から入ってくるのだそうです。風の邪気というのが、一般的にいわれる風邪なんだそう。 その風の邪気はそのまま経絡というツボの通り道を通って全身に色々な症状を引き起こすそうなのですが、首が異様にこった感じになるのは、首に「風池」というツボがあるからだと聞きました。風の邪気がたまる池なんだそうです。 その話を聞いてからは、風邪を予防するために、寒くて風邪をひきそうな嫌な感じがした日には、肩甲骨の間に貼るカイロを貼って温めていますが、風邪をひきにくくなったような気がします。 また、それでも風邪をひいたときには、熱がある時、のどが痛いとき、鼻水が出る時など、症状に合わせて効きそうなツボを調べてシールタイプのお灸を貼ります。薬のような即効性はありませんが、副作用もなく症状が和らぐ感じがするので気に入っています。もぐさの香りにも癒され、今ではお灸を日々の健康管理に役立てています。

足つぼで風邪の緩和

会社の上司が行っていたのですが「ツボは体にいい」と足ツボマッサージへと通っている人がいます。胃の調子や体に不調が表れた際に調子が良くなるというのです。 そんな上司が以前風邪をひき、早速足ツボへ行ったそうです。足の裏には気管支から食道と肺にかけてのツボのゾーンがあり、喉の痛みや咳といった風邪の症状が緩和する場所があるそうです。そこを重点的に刺激してもらえたそうで、風邪の症状が緩和できたというのです。 はじめはツボだけで風邪が治るものかと半信半疑でしたが、短期間で回復した上司の姿を見て驚きました。 風邪だけではなくそれぞれの症状に合ったツボの場所さえ覚えれば自分でもできてしまうのが足ツボのいいところでもあります。上司は他にも風邪だけでなく、いそがしくて通えないときはマッサージの方に頂いたアドバイスから自分でもやっているそうです。こうしていくうちに自己治癒力もついていいですね。 また、普段からやっていると風邪の予防にも繋がるようでいいことだらけです。一番効くのがお風呂上がりの体が暖まっている時のようです。 自分でできるというのも魅力的ですが、やはり、マッサージ師にやってもらうほうがリフレッシュにもなっていいですよね。

風邪に効能のあるツボについて

風邪はカゼウィルスによって、急な発熱やのどの痛みや鼻詰まりを発症し、数時間足らずで身体全身が倦怠感に襲われる状態のことを指します。早い人では１日寝れば治る人もいれば、１週間経過しても一向に治らず長引いてしまい免疫力によって個人差があります。これらの風邪の症状に効果を発揮するツボがあります。 のどの痛みや咳に効く天突（てんとつ）は首の付け根にある鎖骨と鎖骨の間にあります。ホットタオルなどで温めて、ツボを優しく指圧します。周辺皮膚は非常にデリケートですので、強く押しすぎてしまうと激痛が走ってしまう恐れがあります。他にも天柱（てんちゅう）というツボで、首の後ろ側にある筋肉の外側にあり、髪の毛の生え際を指圧で若干強めに刺激することで、喉の痛みを緩和する働きがあります。 くしゃみや鼻水に効果のあるツボが迎香（げいこう）で、鼻孔の外側にある小鼻の両サイドにあります。指の腹でやさしくゆっくりとクルクル回すようなイメージで指圧します。 これらのツボを押すことで、血流を良くして本来持っている免疫力を高めることが可能です。過剰にツボを押しすぎると適度な強さと回数を決めてツボを押すことで、効果を最大限に発揮します。

東洋の知恵で風邪を治す

季節の変わり目など、必ずと言っていいほど風邪をひきやすい方がいます。風邪はひき始めに治すことが肝心だと言われていますが、風邪薬などは眠くなりやすい成分が含まれている物が多く、車の運転をされる方などは服用に抵抗感を抱いている方が多くいます。 風邪の治療には、昔からの療法でツボを刺激することにより、免疫力を高めると言った、東洋医学の役割が近年見直されつつあります。風邪の代表的なツボは、首の後ろにあると言われています。ツボを用いた治療としては、鍼灸院などが挙げられます。鍼灸院では、多くの風邪に効くツボを鍼やお灸で刺激をすることにより、症状を抑えると言われています。くしゃみや鼻水を抑えるツボは鼻の付け根部分にあると言われ、似た症状を持つアレルギーなども同様に、刺激をすることにより症状の緩和が期待できます。 また、鍼灸院に行くことが困難である方や、常に意識をしておきたいという方は、首の後ろをドライヤーやカイロ、または蒸しタオルで温めることでも効果があるとされています。 東洋医学は副作用が少なく、ツボを刺戟する療法は安全に行えることから、幼児や妊婦など、幅広い方々からの需要が高まりつつあるとされています。