乳児湿疹の赤い腫れ
乳児湿疹は清潔が一番
長男が生まれて2週間目頃、乳児湿疹の一つである赤ちゃんのニキビに悩みました。顔にポツポツと赤いニキビ上の物ができたと思ったら、どんどん広がりおでこやほほは真っ赤に腫れてしまいました。乳児湿疹の症状としては腫れもあり、かなりひどかったと思います。
今から考えると乳児湿疹の原因は、沐浴の仕方だったと考えられます。初めての子供という事もあり、沐浴を楽に済ませようと、ベビープールの中に沐浴剤を入れて、赤ちゃんをつけるだけで、キレイに洗えるという洗剤を使っていました。顔もその沐浴のお湯で濡らしたガーゼで軽くふくだけでよいと、説明書に書いてあったので、その通りにしました。しかし、腫れがどんどん広がるばかりなので病院に行くと、毛穴から汚れを落とす事を指摘されました。そこで沐浴剤をやめて、赤ちゃん用のボディソープに切り替えました。顔にもつけて洗っている内に、乳児湿疹の症状も治まり、腫れも引いてきまいた。
赤ちゃんの目に洗剤が入るのが怖くて、便利な沐浴剤にこだわっていましたが、乳児湿疹を改善するには、どんな薬を付けるよりもまず清潔にすることが大切なのだと思いました。
腫れがひどい時には、薬も処方されましたが、赤ちゃんは薬が付いた部位を触った手を口に入れるので、とても抵抗がありました。
乳児湿疹とステロイド
知り合いで乳児湿疹に悩まれているお母様がいらっしゃいました。
生後1ヵ月くらいから顔や腕、脚の柔らかい部分にポツポツと出始め、一向によくならなかったようです。保湿と清潔に気をつけるようお医者様から言われ、その通りに気をつけていても顔や手足は真っ赤に腫れて掻きむしってしまうのでグジグジしてしまってとてもかわいそうな状態でした。お医者様からはステロイドの軟膏を処方して頂いたようですが、初めはステロイドに対する知識もなく、赤ちゃんにそのような強い薬を塗ることに抵抗を感じていたようです。
しかしなかなか良くならず、夜泣きもひどくなり、お母様の疲れもピークだった為お風呂上りにステロイドの軟膏を塗ってあげていたところ、徐々に乳児湿疹の改善が見られ、赤く腫れていた皮膚も白さを取り戻し、掻きむしることもなくなりすっかり肌はキレイになったそうです。
ステロイドと聞くとどうしても抵抗をもってしまう方が多いようです。赤ちゃんのような敏感なお肌に強い薬を塗ってしまうことに不安を感じてしまうようです。しかし医師の指示に従って使用するには何も不安はなく、むしろ早くその症状から解放してあげることができるので、怖がらずに使ってあげた方が赤ちゃんの為にもいいのだと思いました。
わかりやすい乳児湿疹の分類
乳児湿疹とは、文字通り乳幼児、つまり生後2年くらいまでの間にできる湿疹の総称です。症状により様々なものに分類されますが、その症状について解説いたします。
まず、一番多いのは、新生児期より発生する脂漏性湿疹と呼ばれるものです。赤ちゃんは汗かきで新陳代謝も高いため皮脂も多いです。そのため清潔な状態であれば発生しない、もしくは発生しにくくなりますが、ほぼ全身に発生する軽度の湿疹です。
そして大人も発生しますが、あせもです。あせもの発生そのものよりは、そのかゆみによって赤ちゃんが患部を掻いてしまい、そこに雑菌が入るために痛みを伴うあせもになったり、とびひとなってしまうケースがあります。
これらは清潔な状態を保つことで短期間で改善が見られますが、もしも全身に赤く腫れることが慢性的に続く様であれば、アトピー性皮膚炎であったり、食物アレルギーなどの可能性も出てきます。ちなみにこれら2つの場合はまぶたの腫れなども起こりやすいため、症状として重度であることが見てわかります。
乳児湿疹は症状によりごく軽微なものから、ともすると重篤なものまでありますが、早めの処置によって軽快することが多いものですので、心配であれば早めの小児科受診をお勧めします。