下痢が続いたら検査を受けよう!
下痢が続いたら検査を受けよう!
風邪を引いたり、体の調子が悪くないのに、下痢が続くことがありました。毎日ではないものの、治ったり、また悪くなったりという症状を一ヶ月くらい繰り返していました。
そこで、不安に思い胃腸内科を受診しました。私は、大腸の内視鏡検査を希望しましたが、医師によると、私はまだ20代であることと、家族に大腸の病歴がないことから、大腸の検査はしなくていいと言われました。
診断された病名は「過敏性大腸症候群」でした。原因は、ストレスが大腸の働きを過敏にさせ、正常に機能していないというものでした。薬を一種類処方され、1日三回食後にとるように言われました。
薬を飲むと経過は順調で、下痢は完全に治りました。毎日3回飲んでいたのを次第に減らすように指示され、仕事に行く前に、一日1回飲むようにしたら、下痢の症状は落ち着いてきました。医師からは、「食後に限らず、下痢が心配なときに飲みなさい。おまもりのようなもの」といわれ、電車に乗る前など、下痢になると心配だなと思うときだけ飲むようにし、約一年で次第に薬も飲まなくなり、下痢は治りました。
下痢が続くときは、病院に行って検査を受けることを強くおすすめします。検査を受ける必要のないとき、また検査で異常なしの場合は、私のように「過敏性大腸症候群」かもしれません。
胃腸系がウイルス感染
同僚がこないだウイルスに感染して会社を休んでいました。
週末にたまたま子供を連れて実家に帰っていたそうで、実家では地元の友達と食事に行ったり家で親戚と食事をしたそうです。そしてその夜に突然嘔吐してしまい、下痢と嘔吐がそれからずっと続いたそうです。実家がとても田舎だそうで病院も土日には簡単に行けなくて、とりあえず下痢止めを飲んだそうですがすぐに吐いてしまい、検査も受けられずとても不安だったと言っていました。
またその実家が車で何時間かかかるような場所にあり下痢が止まらないので運転できず、子供たちも帰られなかったそうです。
家に着いてすぐ病院に行き検査を受けたそうなのですが、たぶんノロウイルスだと言っていました。検査してから1週間ぐらいたたないとわからないそうです。生の貝を食べたとか鶏を食べたとかではないし、一緒に食事をした家族になんの症状もないし、どこから感染したのか思い当たるふしがなく、もう実家に帰るのは嫌だと言っていました。
病院では点滴を受けたそうで、だいぶましになったそうなんですが、それからもしばらく固形のものが食べられなかったと言っていました。会社でもしばらくランチにいっしょに行くのは控えて、持ってきたおかゆを一人で食べていたみたいです。
繰り返す下痢は検査が大事!
風邪や暴飲暴食などで下痢を経験したことのない人はいないといってもよいかもしれません。生理的なものや体調の変化などで腸の働きに影響を与え、たいていは数日でよくなります。
長引いたり繰り返したり腹痛や微熱を伴うときは病気が隠れている場合がありますので、専門医を受診して検査や治療を行わなければなりません。
潰瘍など特別な病気がないのに腹痛を伴い下痢や便秘を繰り返す病気に過敏性腸症候群があります。ストレスや緊張の時間が長い人に多く見受けられます。他にも痛みを伴い下痢を起こす病気に大腸の粘膜が腸の外に飛び出す大腸憩室炎、大腸などの粘膜に潰瘍やびらんができ原因は明らかではありませんが比較的若い人に多いクローン病、大腸の粘膜にただれや潰瘍を繰りかえす病気で治療の難しい潰瘍性大腸炎があります。
また、細くころころとした便や血便が続き便秘と下痢を繰り返す場合は、大腸がんの可能性もあるので早めに受診し検査を受ける必要があります。
他にも急に下痢が起こり発熱や腹痛、嘔吐が伴う場合は、食中毒や感染性腸炎が疑われます。ノロウィルスなどの菌は食べ物などから入る経口感染や嘔吐物や便などから入る空気感染があり、水のような下痢を起こすので脱水症状に気をつけなければなりません。