発症時期・初期症状について

体調不良になったのは、残業、出張などで忙しい日々を送っていた8年前の春のこと。手足のむくみ、筋肉痛が起こり、歩いたり、座ったりするのに支障が出ました。 内科を受診しましたが、原因が分からず、ステロイド剤で症状を抑えながら、様子を見ることになりました。そうしているうちに発熱、リンパ節のしこりが出て、別の病院に移り、悪性リンパ腫ということが判明したのは、発症から一年後でした。

発症内容・医師診断について

はじめは、リンパ節のしこりがあったので、膠原病も疑われました。しかし、膠原病のデータは上がってきませんでしたので、リンパ節生検をしました。診断は、非ホジキン悪性リンパ腫、T細胞型4期でした。リンパ腫特有の症状、発熱、体重減少、寝汗が出ました。寒気から熱が上がっていくのもしんどかったですが、寝汗もつらかったです。入浴を済ませ、就寝すると夜中にパジャマがぐっしょりになり、目を覚まします。身体を拭いて、また横になるということを何度も繰り返しました。 病気の進行は月単位の中程度でした。化学療法抗がん剤治療をはじめるまでに、いろいろな検査をしました。病気の広がりを調べるガリウムシンチグラフィーという放射線を使った検査では、全く腫瘍が写っていないといわれ、私の病気には不向きでした。検査も一つでは、見落としがあるということを痛感しました。入院したのは、血液内科でしたので、血液検査が頻繁に行われ、白血球、ウィルス検査は、特に慎重に調べていたと思います。

経過・その後の状況

抗がん剤治療を何度かしましたが、寛解までには至りませんでした。抗がん剤治療と併せて、造血幹細胞移植を行いました。幸い、同じ骨髄の型の、同種のドナーさんに恵まれ、無事、移植を終えることが出来ました。 寛解になったのは、移植から2カ月後、発症から1年6カ月後のことでした。病気が、4期だったということもあり、小さなリンパ腫がわずかに残ってしまいましたが、治療をする必要も無くなり、今に至っています。移植を決断して下さった、お医者様、骨髄を提供していただいたドナーさんには、本当に感謝しています。

その後気を付けていること

やはり、不摂生にならないように気をつけています。ストレス、疲れをためないように、夜はなるべく早く休むようにしています。それから、リンパ節のしこりが無いかのチェックも忘れません。