肉離れは事後ケアで早く治そう

私は中学、高校と陸上部に所属していました。走ることが最重要の競技なので、毎日足へ大きな負担がかかっていました。そして高校の部活のある日、走っている最中に足から鈍い音がして、そのまま痛くて走れなくなってしまいました。病院での検査の結果肉離れでした。最初は検査結果を受け入れられませんでした。 もちろん、毎日練習の後なるべく疲れが残らないように気を付けているつもりでした。しかし、思いのほか疲れがたまっていたのかもしれません。全治は2か月くらいということでした。 しかし、悔やんでも仕方がないので、気持ちを切り替えて、毎日のケアに努めました。やりすぎない程度に適度にマッサージをしたり、お湯と冷水を交互にあてるというケアも行いました。そして、どんなに走りたくても、完治するまでは絶対に我慢しようと決めました。毎日のケアの成果もあって、1か月ちょっとで肉離れをかんちさせることができました。あの時焦って長引かせてしまうことがなく、本当に良かったと思います。 どんなスポーツでも肉離れをしてしまった時はぜったに焦って運動しないでください。そして、適切なケアを根気よく毎日行えば、必ず早く完治させることができるでしょう。

激しいスポーツでの肉離れ

僕の職場の同僚が、ふくらはぎが肉離れになって、入院したそうです。同僚は、週末に町内自治会のソフトボールをしていて、ある日レフト前にライナー性のヒットを打って、1塁ベースに向かって走ろうとしたところ、ふくらはぎに激痛が走って、自力では歩くことも立つこともできなくなったそうです。そのまま、町人の車で、病院に運ばれて検査した結果、肉離れだったそうです。しかも、症状が重くしばらく入院が必要だと言われたそうです。 入院しなければならないと言われたときに、翌日に重要な仕事があることを思い出し、頭の中が真っ白になったそうです。医者にどうにかならないかと尋ねても、事実松葉杖も使えない状態だから無理だと言われたそうです。 足が痛くて自力で歩けないなら、車椅子を使うことも考えたそうですが、職場の環境を考えると使用ができなかったと言ってました。 結局、会社に電話してしばらく入院をすることになったそうです。入院当初は、仕事を休んでいることの罪悪感に悩んだそうですが、めったにこんなに長くは休めないから、ゆっくりしようと考えるようになったそうです。 治療も進み、最後の検査も異常無しとなって、退院して無事仕事にも復帰できたそうです。

肉離れの原因と検査

肉離れはスポーツ選手などによく見られるけがです。収縮していた筋肉が急に、無理に、引き伸ばされて筋膜や筋繊維が耐えきれなくて一部が壊れてしまうことを言います。腱の付着部がはく離骨折を生じることもあります。いきなりダッシュしたり、ジャンプをするなどの急激な運動により、大腿部やふくらはぎに比較的多く生じます。 運動前にあらかじめ十分なストレッチや足を動かしておくことによってある程度防ぐことはできるので心掛けることが重要になってきます。 肉離れを見極めるには問診、視診、触診が重要でこれでほぼ確定することができます。けがをした時の様子、どんな動きをした時にどのようになったかということが重要になってくるので正確に医師に伝えなければなりません。 それによって得られた情報をもとに、肉離れの状態をより詳しく知るためにMRI、超音波検査を行い、画像検査で最終的な確定診断を行います。 その後症状に合わせた治療を行うことになりますが、基本的には保存療法を行い、最初の二日間は患部を冷やすことを徹底ます。併せて弾力包帯などを使用して2週間程度の圧迫固定を行います。その後温浴を行いながら少しづつ関節を動かすことから始め、リハビリを行います。

肉離れの検査ってどうやるの?

肉離れは、太ももやふくらはぎなどに起こるケガです。筋肉組織が無理やり引き延ばされて、切れてしまった状態になるものです。準備運動をきちんとせずに運動したり、いきなりダッシュしたりすると、なりやすいといわれています。強烈な痛みが走り、動けなくなることが特徴ですが、患部が腫れることもあります。 肉離れを疑われる場合には、まず整形外科に行きます。そこで、医師が問診と視診、触診などを行います。場合によっては、より詳しく検査するために、MRI検査や超音波の検査をすることもあります。その結果、肉離れがどの程度なのかが分かり、治療方法や完治までの期間が予測できることになります。 また、見た目は大したことがなく、痛みが弱い場合でも、詳しく検査すると靭帯がひどく損傷していると分かることもあります。完治に想像以上に時間がかかることもありますので、自分で判断するのではなく、きちんと整形外科医の診断を受けるほうがよいでしょう。 また、肉離れのやっかいなところは、再発を繰り返してしまうことです。完治する前に運動すると、また肉離れの痛みに苦しむこともあります。そうならないためにも、根気強く、最後まで治療を続けるようにしましょう。