辛い秋ごろの鼻炎
花粉症に我慢は禁物
私が花粉症になったのは15才の時でした。両親は花粉症とは無縁なので、私も花粉症の事なんて興味もなく、よく知りませんでした。
ところが15才になった春、通学中に異常な鼻水の量と目のかゆみに襲われました。でも、それが花粉症だとは思いもしていなかった私は、ただの風邪だろうと思い風邪薬を飲みましたが、全く治まるわけもなくひたすら症状に耐え続けました。
見かねた母がそれは花粉症による鼻炎だから耳鼻科に行くように言いました。私は耳鼻科は鼻の穴を見せる所だから行くのが恥ずかしく、1か月位耐え続けてからやっと観念して耳鼻科に行きました。症状は案の定、鼻の粘膜がとても腫れていました。鼻を見てるそばから鼻水がダラダラ垂れてる状態。
ようやく薬をもらってさっそく飲みました。けれども時すでに遅く、鼻炎を悪化させて粘膜が腫れまくってる私の鼻は、薬が効くまで時間がかかり、苦しんだのちにやっと治まりました。
花粉症に無知だった私ですが、花粉だけでなく鼻炎の症状を甘くみてはいけないと思いました。腫れさせると余計に鼻がつまったり、治りが悪い事も初めて知りました。
ちなみに市販の鼻炎薬は症状が軽い時はいいですが、鼻が腫れちゃってる時は病院で処方してもらった方が良いです。病院は色んな鼻炎の症状、腫れがひどい状態にも対応出来ます。
辛い秋ごろの鼻炎
私の友人は、夏が終わり秋になる季節の変わり目になると、毎年鼻炎に悩まされていると言っていました。
鼻の奥が腫れている感じがして、夜寝るときも息苦しくどうしても口呼吸になってしまうそうです。
春先なら花粉症だろうと予想出来るのですが、秋の頃に鼻炎の症状になる、これは鼻炎ではなく毎年風邪をひいているための症状なのだろうと思い、とくに気にせず耳鼻科にも行かなかったそうです。
しかしある朝目覚めると、喉がいたくて腫れているのが分かったそうです。熱はないが鼻と喉の腫れが辛いため耳鼻科へ行き、そこで毎年同じような症状になると説明したところ、一応アレルギー検査をされたそうです。その結果はダニアレルギーを持っている事が分かり、秋に鼻炎の症状がある人はこのアレルギーが多いと説明されたそうです。
普段寝ている布団も、どんなに干しても秋にはダニの死骸が増えてしまい体内にはいる、また夏服を冬服に衣替えするときも、大量のダニを吸い込む事になるのでどうしても鼻炎症状が出るそうです。それからは病院にアレルギーの薬と点媚薬をもらい、鼻炎症状は劇的に改善されたそうです。同じような時期に鼻がつまったり晴れを感じる時は、何かのアレルギーを持っているかもしれないので早めに受診したほうが良いと話していました。
鼻炎の原因ってどんなもの?
鼻炎は、風邪をひいた時に、よく鼻水が出たり、鼻がつまったりする症状です。風邪をひいた時に起こる鼻づまりや鼻水の原因は、風邪の原因でもあるウイルス感染や細菌感染です。
最近花粉症で患者さんが増えてきたアレルギー性鼻炎はアレルギーが原因で起こります。アレルギーの原因となるアレルゲンと呼ばれる物質は、様々あり、主にダニ、ハウスダスト、スギ花粉、イヌやネコの毛が有名です。その他、イネ科の花粉やキク科の花粉、カビやフケ、ダニの糞なども、アレルギーの原因となります。
どちらの鼻炎も、鼻の奥で炎症が起きており、鼻の奥の粘膜が炎症により腫れています。そのことにより、鼻がつまっていると感じたり、鼻水が多く出たりするのです。
アレルギー性鼻炎に対しては、抗アレルギー薬といわれる、アレルギーの症状がでることを抑えてくれるお薬があります。いわゆる風邪からくる鼻炎には、鼻の奥の粘膜の炎症や腫れを抑えてくれるお薬があります。どちらも市販薬として売られている他、耳鼻咽喉科の病院にかかれば、処方してもらえます。
また花粉などが原因のアレルギー性鼻炎であれば、花粉が体内に入るのをシャットダウンするマスクを使用することも、予防に効を奏します。
あなたの鼻炎はどのタイプ?
鼻の粘膜が腫れることにより起こる弊害、それらをまとめて鼻炎と呼びます。
くしゃみや鼻水が止まらない、軽い鼻づまり、鼻腔内がムズムズするなど、その症状は人によって様々です。
鼻炎には、風邪と一緒に発症する急性鼻炎と、特定の季節に発症するアレルギー性鼻炎などがあります。
急性の場合は主に、ウイルス感染が疑われます。そのためウイルスを押し流すため、サラサラとした鼻水が出たり、突発的にくしゃみが出るようになったりします。しかし風邪が治ると、一緒に鼻の粘膜の腫れが引き、症状が消える場合も多いです。
アレルギー性の場合は主に、花粉などによるアレルギー症状が疑われます。花粉症の鼻づまり、鼻水などはアレルギー性鼻炎に分類されます。特に花粉が飛び回る春先などの時期は、注意が必要です。症状がひどい場合には病院に行き、抗アレルギー薬などを貰いましょう。アレルギー性鼻炎の場合は、耳鼻科や内科などを受診すれば大丈夫です。治療には、錠剤タイプや粉末タイプの薬を服用する方法、鼻に直接薬を注入してもらう方法、鼻通りをよくするために吸入を行う方法など、自分が続けやすい治療を選ぶことになります。
根本から徹底的に治したいときは、レーザー治療などの手術も考えなければなりません。