とても不安でたまらない腫れ

お風呂に入っているとき、自分の乳房が腫れてるように感じ、触診してみたらしこりのようなものがありました。なんだか不吉な予感がして、不安でたまりませんでしたが、早く受診したほうがいいと思い、病院を受診しました。 検査を受け、医師の診断は乳がんといわれ、私は頭が真っ白になり、何も考えられなくなりました。これからのことを考えると、不安で不安でたまらなくなったのです。 ここから私の戦いが始まりました。まずは抗がん剤治療を行い、腫瘍が小さくなったところで手術をします。全切除になると思い不安だったのですが、奇跡的に部分切除でよかったため、部分切除を行いました。それから、また再発を防ぐための抗がん剤投与です。この副作用がつらい。吐き気に襲われ、食欲不振、不眠、胸の痛みなど様々な症状に脅かされ、ストレスにもなりました。そして、毛が抜けてしまい、かつらで過ごしました。 どうにか治療をクリアし、退院することができたのですが、またいつ再発するかわかりません。乳がんは再発すると、死亡率も上がってしまうため、また腫れてるのではないかと常に乳房を触って確認してしまいます。治療が終わっても、それだけ不安はずっと残っているのです。

乳がんで腫れてる部分があった

高校からの友達の話で、彼女は自分でできる触診により乳がんの症状を見つけた人です。40代に入ってから、自分でもできる乳がんのチャック法を欠かさずにやっていたそうです。それが功を奏して、乳がんを早期発見したそうですが、ほぼ同じくして腋の下の腫れてる部分も発見したそうです。 この腋の下のしこりは、リンパ節が腫れてるのが多く、ほとんど良性のものだそうです。しかしたまに乳がんが腋の下のリンパ節に転移して、腫れてることもあるので、検査を行ってもらったのだそうです。このがんは[潜在性乳がん」と言って、乳腺炎内に発生したがん細胞の増殖よりも、転移した部分での増殖が速いのが特徴だそうです。 幸い彼女のリンパ節の腫れてる部分は良性で、悪性のものではなかったのでほっとしたそうですが、乳がんは腋や胸骨・または鎖骨の上下のリンパ節に移転しやすいので、注意してくださいと言われたそうです。 これらのリンパ節に移転してくると、腕がむくんだり、腕に向かう神経を圧迫して腕がしびれてきたりするそうです。彼女は今度から、腕のほうも注意して観察するそうです。 この話を聞いた私は、自分でも乳がんのチエックをおこない、早期発見に努めようと考えたのでした。

自覚症状がない乳がん

乳がんとは、乳腺にできる癌のことです。乳腺は、人間などの哺乳類に特有な乳汁を分泌する腺のことで、女性はこの乳腺が非常に発達しています。ちなみに男性にも乳腺はありますが、女性に比べると退化してしまっているため、男性が乳がんに罹患する可能性は女性より低いものとなっています。 乳がんに罹る可能性が最も高いのは、年齢が40歳以上の女性であることがわかっています。ただし、近年20~30代で発見されることも増えています。乳管または腺葉を形作っている上皮細胞から、がん細胞が発生し、乳房に硬くいしこりを作ることが特徴です。厄介なのは、患部が腫れてる、あるいは変色しているなど目に見える変化がほとんどないことです。発症していても、乳房が腫れてるなどの自覚症状があれば、不安に思って婦人科を受診する女性は多くなりますが、現実には自覚症状がでないまま、病状がどんどん進行していくケースが殆んどです。 乳がんが進行していくと、しこりの表面の皮膚が縮小してくるので、シワができ皮膚の色にも変化が見られます。この段階に進む前に早期発見をすることで、治療の期間が短くなり、完全回復する可能性も高くなります。 治療法としては、患部を切除する、放射線治療あるいは投薬による治療があります。

乳がんが見つかるきっかけ。

もしも癌だと診断されたら、それは誰にとっても喜ばしい知らせではありません。とてもショッキングな出来事です。 ですから、普段の生活の中で何か少しでも気になることがあるときは、早い段階から検診などを積極的に受けることが大切です。 30代から40代の女性にとって、乳がん検診はセルフケアとして重要視してもらいたい検診のひとつです。乳がんとは、約90%の割合で母乳(乳汁)を運ぶ乳管から発生するといわれており、残りの10%は小葉から発生します。 乳がんは、検診のときに触診や視診、マンモグラフィ検査などによって見つかることが多いのですが、自覚症状で自ら気付き産婦人科や乳がん検診センターへ行く場合もあります。 自覚症状としては、しこりが気になることや、えくぼのようなものができることや、乳頭や乳輪部分にただれなどの症状がでてくることが挙げられます。また、乳房が赤くなったり、腫れてる場合なども注意が必要です。 ここで気を付けてほしい点が一つあります。腫れてる乳房やしこりや痛みの症状が起きたからといって、即乳がんというわけではありません。乳腺症や細菌感染が原因による乳腺炎などの場合もありますので、そのような症状がでたときでも、焦らずにさらに詳しい検査を受けるようにしましょう。