はじめての乳がん検査

私がはじめて乳がん検査に行ったのは、23歳のときでした。ブラジャーを付ける際胸を持ち上げたときに、何か丸いものが胸の中にあることに気づきました。乳がん検査というと「痛い」という、こわいイメージしかなかったので二十歳過ぎても行ったことがなかったのですが、このしこりが本当に乳がんだったらと思うとそっちの方がこわいことなので、怯えながら乳腺科のクリニックへ足を運びました。 実際の乳がん検査はというと、正直痛かったです。私は胸が小さいので、マンモグラフィの際に胸の肉を集められるだけ集めて検査されました。しかしもし乳がんだったらもっと痛い思いをするんだと思うと、耐えられました。 検査結果を後日聞きに行くと、私の胸には左右で7つものしこりがありました。念のためしこりの組織をとって調べてもらったのですが、どれも良性のしこりらしく、ホルモンのバランスでできてしまったもののようでした。今では半年に一回ほど、しこりが大きくなっていないかどうか超音波で診てもらっています。 私が手で触って感じたしこりは1つだったのに実際には7つもあったということは、触診ではわからないしこりが沢山あるということです。 乳がん検査を受けたことがない女性には、恐れもあると思いますが必ず検査に行ってほしいです。

乳がん検査をした姉のこと

少しまえですが、乳がんの特集をテレビでやっていて、ここ数年の若年層の検査の受診率も上がってきているとありました。それを見ていた私の姉が、乳がん検査を受けると決心し先日病院にいってきたのです。 まず看護師の問診から始まり、姉はよく右側だけに湿疹ができることを説明し、三親等内で乳がんになった人がいるかと聞かれ、叔母が手術をしたことを話したそうです。叔母は初期で抗がん剤は使わず手術したのですが三親等に乳がんがいるとリスクもあがるそうです。 次に着替えをさせられ、上着を専用の服にかえマンモグラフィーの検査をしたそうです。あれは痛いものだと私も姉も思ってましたが、姉によると、全然痛くなかったそうで、若い男性の技師とテレビの話題に触れながらあっという間に終わってしまったそうです。これだけ聞いただけでも私も検査にいこうかと思いました。 最後はエコーの検査をして、先生の診察でした。姉はどうも両胸に石灰化があって次は半年後にまた受診をしてくださいと言われたそうです。石灰化という状態に変化がでたりその部分が広範囲になったり、乳がん独特の形に変化したら、細胞を取って検査にまわすそうです。何もないと思っていた姉の結果に驚き検査の大切さが分かりました。

乳がんを早期発見するために

乳がんは、日本人女性がかかるがんの中でも、とても高い割合を占めるがんです。 早期発見すれば比較的高い確率で直すことができると言われている乳がんですが、ごく初期の段階では自覚症状がほとんどないことから、正しい知識を持って検査を受けることが重要といえます。 自治体などが行っている乳がん検診は40歳以降で2年に1度です。専門医による触診、マンモグラフィ、超音波検査などを組み合わせて行われています。 マンモグラフィは乳房をX線撮影するものです。立った状態で乳房を引っ張り撮影台の上に乗せた後、圧迫板で上下から乳房を挟んで撮影します。圧迫により多少痛みを感じる人もいますが、圧迫されている時間は数秒、全ての検査は数分間で終了します。 超音波検査はエコーとも呼ばれます。ベッドに仰向けになり、胸にゼリー状の液体を塗り(超音波の電動を良くするため)、超音波を出す器具を滑らせ、反射してしてくる音波の様子をモニターに写し出します。 マンモグラフィはごく初期の、乳がんの小さな石灰化を写し出すことができますが、乳腺の濃度が高い人ではしこりが写りにくいという欠点もあります。そのため、乳がん検査では、1つの方法を過信せずに併用しての検査も重要となります。