体験談1 : 実は気付きにくい水虫の症状

水虫というのは白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が足などについてしまっている状態のことです。水虫が発生するのは足に限ったことではありませんが、靴を履く足は、白癬菌にとって活動しやすい高温多湿になりやすいために発症が多いです。 自覚症状としてはかゆみや皮膚がむける、小さな水ぶくれのような症状があります。しかし水虫の自覚症状というのはわかりにくく、最初は気付かない人が多いです。水虫の自覚症状はかゆみから始まりますが、それに気付かずに放置してしまうと皮膚がむけたりと症状は進行していきます。悪化していくと強いかゆみが続き皮膚がむけボロボロになることもあります。 以前は水虫の完治は難しいと考えられていましたが、そんなことはなく、きちんとした治療さえ受ければ完治できます。 自覚症状に気付いたら早めに医療機関を受診することで治りは早まります。逆に自覚症状に気がついても放置してしまうと、完治まで長引いてしまいます。 水虫の治療は医療機関で症状に合わせた治療を受け、身の回りの環境を見直すことが大切です。白癬菌は身の回りに潜んでいることがあります。足を清潔にし靴下やバスマットなどを毎日取り換えるなどを心掛けることで、白癬菌の感染を防ぎ治療にも予防にも役立ちます。

体験談2 : 水虫はとにかく痒い

私の姉が昨年、水虫にかかり大変だった話をさせていただきます。 水虫の自覚症状というと、とにかく痒くて足の皮が剥け赤くなり大変なんだろうなと漠然と思っておりました。確かにざっくりではその通りと言っておりましたが本人からすると自覚症状でこれが水虫と気づくまでぼんやりとしていて、かなり進行して痒みが激しくなりそれだと気づくといっておりました。 事がおこったのは、姉が体調を崩し数日の間お風呂を控えて出勤していたそうです。販売の仕事をしていて立ちっぱなしなので汗もかき足が痒いなと思ったそうです。見ると湿疹のようなものができており体調が弱っているからだと気にしなかったようですが、その後一週間足らずで自覚症状としてかきむしる痒さになり皮膚科に駆け込んだそうです。 問診で話をしていくと水虫であることは間違いなく自覚症状も出ていたが確かに水虫の症状は湿疹と似たタイプだったそうです。後で笑い話になりましたが自覚症状としてかなりの激しい痒みがあったのにすぐに来ず、かきむしった後もひどく先生もあきれていたそうです。 処方してもらった薬を塗ると3ヶ月くらいで後も残らずきれいに消えたそうです。その話を聞き簡単に水虫になるときはなるんだなーと思いました。 <div class="col-qa col-parts"> <div class="heading"><img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/doctorsme-production/dm2/static/qa_res_icon/icon_doctor_1.png" alt="" class="image"><p class="title">医師からのアドバイス</p></div> <p class="content">白癬菌は足だけでなく頭や陰部、手にも定着します。 頭に感染すると「しらくも」と呼ばれ、汗をかきやすい子どもに多い症状です。お子さんが頭をかゆがったり、毛が抜けるようであれば、しらくもを疑い皮膚科で検査を受けてください。 皮膚の一部を顕微鏡で見るだけで、痛みのない検査です。枕カバーなどを介してうつりますので、こまめに洗濯することが必要です。 陰部に定着するといんきんたむしと呼ばれます。公衆浴場のイスや、浴室でのタオルの共有などでも感染します。白癬菌は体のいたるところに付着しますが、定着し増殖するためには高温多湿の環境が必要のため、足・頭・陰部の症状が代表的なのでしょう。 ですので、対策として、たとえ白癬菌が付着しても定着・増殖できないように、衣服の風通しを良くしたり、しっかり乾かしてから衣服を着るようにすることが有効です。 </p> </div>