飲酒で糖尿病に!?

私は30代前半の女性です。身長は160センチ、体重は56キロで中肉中背の標準体型です。朝食はあまりとらず昼はオフィスの近くの洋食屋さんですますかコンビニでお弁当を買い、夜は帰宅時間が遅くなることも多いのでスーパーでお惣菜と晩酌用のビールまたは酎ハイのロング缶をを2缶ほど買って帰ってすませることの多い食生活でした。お惣菜はから揚げやポテトサラダのような揚げ物や炭水化物の多いものがメインでした。週末は酒量も増えて4缶(2,000ml)ほど飲んでしまうこともありました。自分では特に病的だと思うことも無く、こういった食生活に疑問を感じることもありませんでした。しかしある日、年1回会社で行われる健康診断で空腹時血糖値が123となり、境界型糖尿病(糖尿病予備軍)と診断されてしまいました。通常血糖値は70~109が正常値、100~109が正常高値、そして110~125が境界型糖尿病、126以上で糖尿病と区分されますが、私は糖尿病発症手前の数値まで突然自覚症状もなく血糖値があがっていたのでした。

治療に有効な有酸素運動

境界型糖尿病の治療では運動も効果的な治療方法と言われています。運動をすると筋肉が血液中のブドウ糖をエネルギーとして使うため血糖値が下がります。また持続して運動を続けることで、体の糖分が筋肉に蓄えられていきます。運動によって筋肉量が増えればそれだけ血中の糖分が筋肉に蓄えられますし、また効率よくブドウ糖が消費されていくようになるのです。私は通勤の際に2駅前の駅で降車し歩くことにしました。往復で約5キロメートルです。電車通勤するのをやめ、1日に1時間弱ほどウォーキングしました。最初の2、3ヶ月は体重には変化がみられませんでしたが、だんだん体がしまってきて筋肉量が増えてきたのを感じました。ウォーキングを行うときはだらだら歩かず、背筋をのばして大きく歩幅をとることを意識しました。また足はかかとから着地してしっかり蹴るように踏み出すようにするのが効果的です。片道で30分くらいが自分のペースには一番あっていたようで負担もなく続けることができました。