初めて経験した日焼けの痛み

中学時代に部活でソフトボール部に入部していて、真夏の炎天下でも練習を重ねていたので、よく日焼けをしていました。日焼けをしても皮膚が赤くなったりはせず、皮が捲れる体質でした。夏に日焼けした肌は、冬になってもまだ黒さが治らないほど濃い物でした。 それから社会人になり、結婚し、出産し、子供が4歳になった頃、初めて近くのプールに連れていく事がありました。一応日焼け止めを塗っていったのですが、背中の真ん中の部分が上手く濡れませんでした。日焼けしても黒くなるだけだと思っていたので、塗り残しの場所をあまり気にすることなくそのまま炎天下の中に半日以上しました。 家に帰ると、日焼けのヒリヒリする感覚に襲われました。夜になっても痛みが治らない経験がなかったので、どうしたのだろうと不思議で仕方ありませんでした。 お風呂に入ったら、更に痛みが増す一方で治らないので、鏡で背中を見てみました。そしたら今まで見たことないくらいに赤く腫れあがっていて驚きました。 3日たち、5日たっても一向にヒリヒリするし、痛みが治らないので怖くなりました。このまま治らないのではないかと不安になり、皮膚科を受診する事にしました。日焼け自体は大したことなかったので、皮膚を保護し、炎症を抑える軟膏を処方してもらいました。

何年、残る日焼けあと

ママ友達の話ですが、ある年齢をさかいに日焼けが残るようになったそうです。夏が終わり冬になってもずっと残っていたそうです。なかなか治らないこと、残ることにやはり不安にもなったそうです。 それでも、なかなか病院にも行けないのが母親です。そして、また日焼けをするのを繰り返していたそうです。だけど、今ではとても綺麗な肌をしています。治らない日焼けをどうやって治したのか聞いてみたら答えは食生活の改善でした。 日焼けのあとには、ビタミンCがいいそうでよく食べるのが子供たちも大好きなキウイフルーツだそうでそのまま食べても美味しい、加熱してジャムにしても美味しいと話してくれました。 とくに、おすすめはソースだそうです。お肉との相性もよく見た目も豪華、彩りもいいと教えてくれました。ほかにもビタミンCを多く含む食品はたくさんあるそうでその中で驚いたのがピーマンです。ピーマンにビタミンCが含まれているとは知りませんでした。 色んな食材から考えて日焼けを治したそのママ友達には感動しました。さらに、そこから家族のことを考えて家族全員の食生活も見直したそうです。日焼けをしてしまうお母さんたちに食生活で美肌を手に入れることができるとまわりで評判です。

日焼けは肌へのリスク

日焼けとは、紫外線を浴びることで「皮膚が赤く炎症を起こすサンバーン」と呼ばれる症状と、「メラニン色素が皮膚に沈着するサンタン」と呼ばれる症状の事です。 どちらも、紫外線を浴びた直後に発症する訳ではではなく、サンバーンであれば2~6時間後皮膚が炎症を起こし、サンタンであれば24~72時間の間に色素沈着が進行していきます。 症状の表れ方は人によってそれぞれで、紫外線の波長によっても異なりますが、サンバーンは紫外線UVBが表皮を透過して、発熱や痛みが伴う皮膚炎の為、赤くはなるものの色素が沈着して黒くなる事はありません。一見、黒くもならず日焼け治ったように感じますが、サンバーンは遺伝子を傷つけている為、あまりに強い日焼けで遺伝子の傷が治らないままでいると、突然変異が起きる確率が高くなります。 サンタンは、痛みや発熱は伴わないものの、紫外線UVAが真皮の深いところまで到達し、皮膚の色が浅黒く変わっていく為、古い肌が新しい肌に交換されるサイクルが働かないと、紫外線は夏だけに限らず1年通して常に浴びるものですので、元の肌の色には治らないと感じます。 日焼けを繰り返すと、紫外線が遺伝子を傷つけ続けるということになりますので、将来シミやシワが増えたり、皮膚癌のリスクが高まることもあります。

治らない日焼けのメカニズムとは

肌の強さ、弱さは人それぞれ。例えば敏感肌だという自覚を持つ人は、特に女性では80%にも上るというデータもあります。 ですから、人により日焼けの治りやすさも違ってきます。なかなか治らないタイプの人の中には、敏感肌だというケースもあります。 敏感肌であれば、肌表面の角質のバリア機能が弱いために紫外線の影響を受けやすくなってしまいますが、その影響で肌の奥のメラノサイトからメラニン色素が生成されていき、そのメラニン色素によって紫外線と戦おうとします。これは日焼けの中でもサンタンと呼ばれるような状態です。それでも、適度な量のメラニン色素ならばターンオーバーと呼ばれる28日ほどのサイクルにより消えていきますが、メラニン色素の量が多くなり過ぎればターンオーバーが追いつかず、美白ケアの甲斐なくシミとして定着してしまうこともあります。 日焼けが治らないと感じた時には、敏感肌のために特化した美白ケア用品を使用することも有用です。入浴後の保湿なども含めて、長い時間を掛けてじっくりとケアします。また、さらに夏かどうかも関係なく一年中、常に紫外線を取り入れることのないように、肌の露出を抑えるなどといった工夫も大切です。