私のターナー症候群の体験について

私は小さいときからずっと低身長でした。中学生、高校生となっても第二次性徴が起こらず病院で詳しく調べてもらったところターナー症候群と発覚しました。診断を受けた当初はかなりショックで一時期は自ら命を絶つことも考えましたが、ターナー症候群の98%は自然流産して生を受けることはないという話をお医者様から聞き、奇跡的に生まれてきた命なのだから向き合って生きていこうと決めました。 高校生の頃からは2週間に1回女性ホルモンであるエストロゲンを注射していますので、おかげさまで一般の女性と同様の女性らしさを手に入れることができました。しかしながら、私は10代の頃は女性ホルモンだけで成長ホルモンを打っていなかったためしばらくは135cm程の低身長のままでしたが、20代になってから成長ホルモンを打ち始め現在では145cmまで伸ばす事ができています。 大動脈弁閉鎖不全症や大動脈縮窄といった合併症を起こす可能性も持ち合わせているので、あまり心臓に負担をかけない生活を心がけています。

低身長のターナー症候群

子供の頃からとても小柄で背が低く、いつも学校では朝礼の際には一番前でした。そして思春期に入っても私の身長は依然としてとても低く、生理もなかったことから、母親に連れられて専門の小児科の先生がいるクリニックで診てもらった所、染色体異常に原因があるターナー症候群であるとの診断でした。 しかし専門の良い先生の治療によりホルモン治療を行ったところ、今では身長はどうにか平均の低い部類ですが、極端な低身長の域から脱することができました。 そしてホルモン治療を行ったあとは、子供の頃に散漫だった注意力や視覚的な問題も解消したため、体が完全に成長する前にこのターナー症候群に気付くことができて本当に良かったと思います。これも一生懸命に私に寄り添ってくれた母のお陰です。 今でも体には甲状腺疾患や腎臓の異常など、色々な負担があり大変ですが、やはりこれには根気よく向かい会わなければなりません。しっかりと自分の体と向き合っていきたいと考えています。

結婚するまで気づかなかった自身のターナー症候群

私は生まれつき小柄で、小学生になっても背の順では一番前でした。成人しても身長は140センチ台で、小さい女の子って可愛いじゃんーなどと友人や家族に慰めてもらっても、低身長であることは多少コンプレックスでした。 そんな悩みは持ちつつも、大きな病気にかかることもなく、私は成人し、結婚しました。すぐにでも赤ちゃんが欲しかったので、結婚後すぐに子作りを始めたのですが、月経が不順であったこともあり、なかなか妊娠にはつながりませんでした。 結婚から2年たったところで、主人と話し合い、そろそろ病院に行って原因を詳しく調べてみようと、クリニックへ足を運びました。その検査の結果、私はターナー症候群による不妊である、との診断を受けました。 医師によると、低身長や月経不順も、ターナー症候群に由来するものであるとのことでした。赤ちゃんが産めない、とわかって最初は本当にショックでしたが、夫の支えもあり、精神的に辛い時期を乗り越えることができました。今は立ち直り、これからは夫婦2人で楽しく生活していければ、と思っています。