粘液嚢胞と診断されました

昔から食事に偏りはあるタイプでしたので、体調は万全ではない事も多かったです。特に口内炎は割とすぐになってしまうタイプで、年中口が痛い生活をしていました。 人間ある程度同じ状況が続くと慣れるもので、痛くても我慢できる感じだったのですが、ある日を境に下唇の裏あたりに水泡のようなものが出来ているのを確認しました。あまりお医者様が得意ではなかった事もあり、少しの間放っておきました。しかし日増しに段々水疱が増えてきて気持ち悪く、意を決して病院を受診してみたのです。 診察の結果は、粘液嚢胞の診断でした。粘液嚢胞自体は痛みを伴うものではないそうですし、実際痛みは感じていませんでした。放っておいても治ることは無く、どんどん大きくなっていくケースも多いとのことで、手術が必要との事でした。私の場合、レーザーを使用した手術だったため、非常に短い時間で手術が終わったので、正直拍子抜けしました。 手術後は少し腫れはありましたがすぐに治まり、今では快適に過ごせています。

知らぬ間になっていた粘液嚢胞

20代の頃のことですが、常に下唇の内側にぷくっと腫れたできものができていました。特に痛くもなく、よく口内炎にもなっていたので、その症状の一つかと思っていました。気になると歯で潰したりしていたのですが、口内炎が治っても違和感が残ることが多く、「何だろうな…?」程度に感じていました。 そのような折に歯医者で虫歯の治療をしてもらった時のこと、気になる唇のふくらみについて尋ねてみた所、「それは粘液嚢胞ですね。口腔外科に行って相談してはどうですか?」と提案されました。粘液嚢胞という名前は全く知らなかったのですが、とりあえず口腔外科で相談してみると、口内が傷つくことで唾液が粘膜から正常に分泌されずに貯まってしまう症状だということがわかりました。 また、まず自然治癒はしないということだったので、レーザー治療によって処置してもらうことにしました。最初は局所麻酔をされて「ギョッ」としましたが、思ったよりもあっさり治って驚きました。

歯の矯正の影響で粘液嚢胞の症状が出ました

就職を期に、生来、他人から驚かれるくらい並びが悪かった歯を矯正することにしました。一般的な矯正よりもかなり手がかかる大工事で、かなり長期間歯の矯正器具を装着し続けていました。 その期間中に、下唇の内側に2つほど変な膨らみができるようになってしまいました。最初は水ぶくれか何かと思って試しに割ってみたのですが、痛み等は全くありませんでした。しかし、数日するとまた膨らみが再発したため、「おかしいな?」と思ってかかっている口腔外科で診察してもらいました。すると「粘液嚢胞」という、唾液が正常に分泌できなくなっている症状だということがわかりました。医師に聞いたところ、歯の矯正をする人の多くは、矯正器具が口内の唾液分泌腺を傷つけて、この粘液嚢胞を発症するそうです。 自然治癒はほとんどしないそうでしたが、少し気になるくらいで特段問題も無かったため、矯正器具が外れるまで治療を待つことにしました。その後、晴れて歯の矯正が終了してから、レーザー治療で粘液嚢胞を治しました。

体重の増減が粘液嚢胞を招いた!?

私は物心ついたころから体重が増減しやすい体質でした。1日で体重が2~3キロ違うのなどは当たり前で、少ししか食事を摂らない期間を設けると、すぐに体重が落ちていました。 また逆に、深夜にお菓子を食べたりしているとすぐに体重が増えることも多々ありました。そのような場合は体が重くなった気がしたり、お腹周りに脂肪がつくといったことで察知することができるのですが、特に分かりやすいのが「食事中よく口の中の肉を噛んでしまうこと」を頻繁にしてしまう時です。 今から5年ほど前、体重増加でそのような口内を誤って噛んでしまっていた時のこと、口の中に水ぶくれができていることに気付きました。念のため口腔外科で診察してもらった所、粘液嚢胞という症状だと知らされました。口の中を噛んで傷つけたことで唾液腺が詰まってしまい、その唾液で水ぶくれができていたようです。粘液嚢胞自体は全く痛くも痒くもなかったのですが、簡単には治らない症状らしいので、また再発しないように少し体重管理に気をつかうようになりました。

ひどい口内炎から粘液嚢胞が発症してしまいました

もう十数年前のことですが、仕事の多忙さと私生活でのストレスが貯まってしまい、大変ひどい口内炎にかかってしまったことがありました。生来、口内炎にはかかりやすかったのですが、ビタミンBをサプリメントなどで補うとすぐに治まる程度のものでした。しかし、この時の口内炎は凄まじく、気がついたら水すらも飲めないほど口の中がしみるようになってしまっていました。 すぐに病院にかかって治療してもらい、少し時間はかかりましたが、何とか口内炎を治すことができました。一方で、口内の症状が治まったあたりから唇に不審なできものができていることに気付きました。「もしかしたらまた口内炎になったのだろうか?」と不安に思ったのですが、全く痛くはありませんでした。 念のため、口内炎を診てもらっていた病院で診察してもらうと、粘液嚢胞という症状だと教えてもらいました。この粘液嚢胞は口内炎でよく併発する症状らしいのですが、こちらはレーザー治療で簡単に治療することができました。