大人でもとびひになる
大人でもとびひになる
子どもがなる病気として知られているとびひに、私は大人になってからなりました。わたしはもともとアトピー性皮膚炎もあったのですが、働き始めて少ししたくらいの頃、アトピーの湿疹やかさぶたとはなんとなく違う、水ぶくれのようなものが腕にでてきました。すぐにかかりつけの病院に行き、みてもらったところとびひだということを言われ、こどもが罹るものと思っていたのでまさか大人になってからも罹るとは思っても見ませんでした。
もともと、アトピーがあり皮膚のバリア機能が低下していることに加えて、働き始めたことで生活のリズムが変わったりストレスが増えたりしたことが原因であるということを言われました。すぐに抗菌薬のぬり薬と抗生物質を内服したことで、それほどひどくならずにすみました。ひどくなると、全身に広がり皮膚がただれたようになることもあるとのことでしたが、幸い早く治療したことや、かきむしらずに安静にしていたことなどにおかげできれいに治りました。
かゆくてたまらないとびひ
結婚して家事をするようになってから手荒れをするようになりました。子供が生まれ、手を洗う回数が増えるとさらに手荒れがひどくなりました。初めはパックリ割れができて痛かったのですが、そのうち湿疹ができてかゆくなり、かいてしまうと皮がめくれて血が出るようになりました。だんだんひどくなってしまい、大きな水ぶくれができて膿が出てきたので皮膚科を受診したところ、とびひと診断されました。処方された軟膏を塗り、かゆくても我慢して触らないようにしていたら徐々に良くなっていきました。大人から子供にうつしてしまう可能性があるので、水ぶくれから出た膿や血が他の人に触れないように気を付けて治療をしました。
とびひというと子供がかかる皮膚の病気というイメージがありますが、大人でも免疫力が低下する感染することがあるということに驚きました。私は産後の疲れで免疫力が落ちていて、もともとひどかった手荒れの傷からばい菌が入りとびひになりました。
とびひになってしまいました
数年前、肘の内側の皮膚にとびひが出来てしまいました。
乾燥肌で冬には肌が痒くなることが多く、その時も肘の内側に強い痒みがあり、しょっちゅう掻いてしまっていました。するとだんだんと悪化して水ぶくれができたり膿のようなものが溜まったりと、見た目的にも酷い状態になってしまいました。
皮膚科に行き、下された診断は「とびひ」。掻いて傷ついた皮膚に細菌が感染したのだろうということでした。子どもの病気のようなイメージがあったので、大人でも罹るのだなとびっくりしました。
幸い範囲は狭かったので、塗り薬と飲み薬をしばらく続け、症状は治まりました。子どもの場合と治療法は同じですが、子どもと違って大人は痒みを我慢することができるので比較的早く治るようです。
私はもともと肌が弱くて皮膚炎などに罹りやすい傾向があるので、今後はとびひの予防のためにもきちんと保湿をしたり、痒みがあったら早めに皮膚科を受診したりしようと思っています。