爪白癬で腫れがひどくなることも
爪白癬になり完治まで約2年
爪白癬かどうか、分からず自分で市販の水虫の塗薬をつけていましたが、いっこうに良くならない、且つ足の爪の部分が腫れてきてしまいました。
やむえず皮膚科に行き診察して頂きましたところ、爪白癬と診断されました。
先生の話では、この病気は長期の飲み薬の服用が必要との事で、根気強く治療していく事が必要と言われました。腫れが酷いので、治療を始めるしかありません。但し昔のように連日長期間の服用は、現在はしなくてもいいとの事でした。インターバルで服用し、薬のお休みの期間、飲む期間の交互の服用でした。6か月服用したころには、だいぶ爪の状況も良くなってきました。
もう大丈夫と素人判断し、仕事も忙しかったため、通院を止めてしまい服用も止めました。しばらくすると、治っていない為、爪白癬が又酷くなり始め、直ぐにクリニックに舞い戻りました。先生の見立てでは中途半端で、治療を止めたので爪白癬が、かえって悪化したとの事でした。素人判断は厳禁です。先生よりお叱りを受け、反省しました。その後は地道に治療を受け、1年後の検査では、爪白癬は消えたとの検査結果でしたが、先生より念の為、あと3か月治療をつずけるとの方針が示され、治療を行いました。その後は今に至るまで爪白癬は出現してません。苦しい約2年間でした。
水虫で腫れた指が痛い
会社の同僚が、爪の端っこの部分が赤く腫れて痛むので病院に行ってみたそうです。ひょっとしたら、ばい菌でも入って炎症を起こしてしまったのかと思ったそうです。抗生物質でももらえれば…という気持ちでもあったのでしょう。でも、診断結果は彼の想像とは違ったものでした。
腫れは炎症によるものではあったようです。しかし、その原因は水虫だと。彼は今まで水虫になった記憶はなく、それに痒くもなんともない。さらに、腫れているのは手の指で、水虫は蒸れる足にできるものとばかり思っていたらしく、寝耳に水だったようです。
お医者さんから、爪白癬は爪にできる水虫で、爪と皮膚の間に菌が入り込むのが原因だと説明を受けたそうです。そう言われてみれば、爪がやや変形して、色も変色しているなと思ったそうです。けれど、彼の仕事は手作業が多く、一緒に働く男性らはみんな、彼と同じようにゴツゴツした褐色の爪をしています。医師によると、おそらく職場全員で爪白癬に感染しているのでは?という事でした。洗面所などでタオルを使いまわしにしていると、その可能性は極めて高いんだとか。
その結果、会社の人みんなが爪白癬の検査を受け、数人が感染、治療をすることになりました。
爪白癬で腫れがひどくなることも
爪にできる水虫のことを、爪白癬といいます。一般的な水虫と違い、痒みといった自覚症状がないのが特徴です。そのために、自分が爪白癬だと気づかない人もたくさんいるようです。
爪白癬は、爪が不健康な状態になるのが、一番大きな特徴です。筋が入ったり、白や濁った黄色のような色に変色します。若くてオシャレに気を使う人であれば、ネイルやマッサージに行った先で気付いてもらえることもあるかもしれません。しかし、ネイルに関心のない人であれば、見過ごしてしまうこともあるでしょう。
けれど、爪白癬は放っておけば勝手に治癒される類のものではありません。だんだんと爪が変形していき、曲がったり、ぶ厚くなることもあります。さらに、その爪が、肉に食い込み炎症を起こすこともあります。爪の周りが赤く腫れるという場合、爪白癬である可能性が高いでしょう。そのまま放置すれば、痛みが出てきて、靴を履くの苦痛になることがあります。爪白癬で腫れが出るのは、すでに重症になっているサインです。
また、爪白癬は他人に感染するので注意が必要で、共通のバスマットやスリッパの使用は避けるようにしましょう。早目に皮膚科を受診して正しい治療を受けることです。
爪白癬にならないための対策法
爪白癬は、爪が変形し肉が腫れあがり、歩行困難になってしまうこともあります。患部が腫れる前に、早急に治療するのが大事なのです。
しかし、爪白癬に罹っている患者は、足白癬や手白癬などに罹っているのに、そのまま治療せずに放置しているケースが多いのが実情です。足白癬に感染した段階で、適切な処置を受けていれば、爪白癬になることはなかったと考えられます。従って、そもそも白癬菌いわゆる水虫の菌を家庭に持ち込まないようにすることを考えた方がよいでしょう。
白癬に感染する経路としては、老人ホームや学生寮など集団生活を営む場所が考えられます。また、プールや共同浴場など、不特定多数の人が利用する場所でも水虫にかかりやすいことがわかっています。水虫菌は床やバスマットなどのうえに落ち、そこで次に寄生する宿主をじっと待っています。たまたま、水虫菌のついている床の上を素足で歩いた人に寄生して、どんどん増殖していきます。
有効な対策としては、まず不特定多数が利用するプールや共同浴場にはなるべく行かないことです。やむを得ず利用するときには、帰宅後速やかに石鹸で足の裏を丁寧に洗い流す習慣をつけると、外部から家庭に水虫菌を持ち込むこともなくなります。