2年かかったけどきれいに完治

水虫に気づいたのは働き出してからですが、夏場や冬に長時間ブーツを履いていた時などに、たまにかゆいなと思うことはあっても、普段はなんともないので放置していました。気づいた時には右足は親指から中指までの股が切れて、左足にも症状がでて、痛いのと足の間がかゆいのを繰り返していましたが、我慢できないほどではなかったです。 やがて足の裏に水疱ができ、爪にも症状が出ました。爪白癬という言葉は聞いたことはありましたが、まさかそれにかかっているとは思わず、考えてみると、爪の異常は爪白癬だと確信する以前からあったように思います。 足がむくみやすくリフレクソロジーなどマッサージにも行きたいのですがこの足の状態ではいけないなということで、皮膚科にお世話になることにしました。検査をしてもらうと予想通り爪白癬にかかっており、副作用の少ない飲み薬を先生の血液検査も定期的に受けながら処方してもらうことになったのですが、毎日朝晩塗り続けるのはけっこうしんどかったです。 なぜかといえば、綺麗な爪にはえかわるには1年かかると事前に聞いていたとはいえ、半年たってもきれいな爪が生える様子もないので、治るのか不安はありました。しかし、根気よく続けることで、自分の場合は2年かかりましたが、すっかりきれいな爪に生え変わっています。

完治してまた出かけられるように

友達の手のひらに小さなプツプツができ、よくみると指の腹や内側にもできていて、かゆいので針でつついては湿疹の水を出しており、この時はまだ、本人も水虫によるものだとは思っていなかったのです。友人が水虫にかかっていることを知ったのは、旦那さんが長年水虫に悩んでいたからで、ぬり薬を教えてもらい試し、その後もいろいろなものを試していたようですが、かゆいばかりで症状は悪化していったようです。 足にも症状はあらわれ、手や足の爪にも変化が現れ、爪の付け根から先にいくにつれて厚く変形し、指先のほうから爪を見ると、まるで虫がいるかのような状態になっていたようで、切ろうとするとボロボロとくずれ、残った部分の爪はボコボコと波をうった状態であったといっていました。 爪自体はかゆいということはないそうですが、爪や皮膚はボロボロで、皮膚の部分はとにかくかゆいといっており、ついに皮膚科にいくことになり、診察の結果は爪白癬というものだったそうです。 爪白癬の治療は飲み薬が主で、症状もひどかったので塗り薬も使用し、新しい爪に生え変わるまでは痛みもあったので最初のころは大変だったそうですが半年たったころから、症状もおさまりはじめ1年半ほどで完治することができたので、いまでは普通に一緒に外出できるようになっています。

爪白癬は爪の水虫

爪白癬は、爪の間に白癬菌が入ってきて爪全体に拡がった症状であり、かゆいと感じることはあまりありません。白癬菌は、ブーツの使用や湿った状態で足の指を放置することにより、まず指先で発症しますがその場合かゆいと感じることが多いです。それが徐徐に爪の内部へと感染していき爪白癬になります。 最初は、爪が白っぽいと感じるくらいですが、最終的には爪全体が白色や黄色、黒色などに変色していきます。爪全体には知覚神経が通っていませんので、かゆいと感じることや痛みを感じることはありません。爪白癬になった爪は成長するにつれ、盛り上がりぼろぼろと崩れるようになります。そうなると白癬菌はばらまかれて新たな感染を生じさせます。 爪白癬に進む前にすでに指先が水虫になっていますから、爪の周囲がかゆいと感じることが多いです。爪白癬の症状に気付いたなら早急に医師の診断を受け、治療する必要があります。かゆいと感じる皮膚の水虫は外用薬での治療が可能ですが、爪白癬は爪の間にあるので、外用薬では根治することは難しいと言えます。 そこで、内服薬の服用によって治療します。飲み薬は血液の流れに乗って爪まで運ばれ、体の内部から白癬菌を退治します。薬の服用期間は6ヶ月から10ヶ月で、爪の生え替わりによりゆっくり治って行きます。

爪の異常は早目に診察を!

水虫はかゆいし、皮がめくれたりするので、すぐに感染したと分かります。しかし、爪の水虫である爪白癬は、ちょっと様子が違います。まず、水虫のイメージである「かゆい」という感覚はありません。これは、爪部分に神経が通っていないためです。 では、どうやって爪白癬だと分かるのかですが、これは爪の色が違ってくることが大きな目安になります。白っぽかったり、濁った感じになります。さらに、爪が通常よりもぶ厚くなります。ボロボロになり、奇妙に変形することもあります。 普通の人は、「なんとなく爪が不健康だな…」程度にしか思わないようです。しかし、放っておくと、隣の爪へとうつってしまいます。また、爪白癬を患っている人は、足白癬、つまり足にも水虫があるのが一般的です。足の状態がよくなっても、爪に水虫菌である白癬菌が残っている限り、水虫はすぐに再発してしまいます。爪の中は、白癬菌にとって一番の隠れ家ですから、しぶとく居座り続けることになるのです。 そのため、爪白癬に気づいたら、真っ先に治療する必要があるのです。炎症が起き痛みを感じてからようやく治療を始める人も多いですが、爪の異常を発見した時点で皮膚科に相談することが大事です。