蓄膿症かと思ったら副鼻腔真菌症だった

ひどい風邪をひいてしばらくしてからでした。なんとなく頭が重く目の近くが痛いような腫れているような感じがしてしつこい風邪だと思っていたら、ある日ツーっと鼻水がたれてきました。慌ててティッシュでおさえるとドブのように臭いのです。こんなことは初めてであわてて近所の耳鼻科に駆け込みました。 レントゲンで鼻の横に膿がたまっているから副鼻腔炎(蓄膿症)でしょうと抗生剤と鼻炎の薬をのんでいたのですが治りません。とうとう先生がうちはレントゲンしかないから紹介状を書くからCTのある総合病院の耳鼻科に行きなさいと言いました。 総合病院の耳鼻科ではすぐCTを撮りました。レントゲンでは白くしか写らないところが石灰化していて副鼻腔真菌症ですね、と言われ鼻の洗浄に何回か通いました。ちょっときつかったのですがとてもラクになりました。 副鼻腔真菌症は蓄膿症と症状の出方がよく似ているのでわかりにくいそうですがCTを撮ると一発でわかるそうです。変だと思ったときに病院に行っておいてよかったと思いました。

早めに診察を受けるべき副鼻腔真菌症

鼻水が止まらないので、とても困っていました。しかも、粘りのある鼻水ですし、頬の痛みも自覚しています。時々、鼻をかみ過ぎて出血することもありますから、何か恐ろしい病気のように感じられて怖くなりました。 そこで、耳鼻咽喉科で診察を受けることを決意しました。大きな不安がありましたが、あらかじめネットで評判が高い耳鼻咽喉科を調べてから訪れました。ドキドキしながら診察を受けましたが、副鼻腔真菌症と診断されて驚きました。まったく知らない病名だったからです。免疫力が衰えていたり、風邪が長引いたりすると発症することがあるそうです。たしかに、最近は無理をして仕事をすることもありましたので、心身の疲れが取れませんでした。 副鼻腔真菌症を本格的に治療したかったので、患部の洗浄を受け入れました。また、体の免疫力を高めることが重要だと医師から説明されましたから、日常生活を見直すことにしました。おかげで、現在は鼻水が完全に止まり、快適な生活です。

副鼻腔真菌症との診断を向けて

私は昔から耳、鼻が悪く、小さいうちから両親に連れられて毎週耳鼻科に通っていました。1番古い記憶としてあるのは、いわゆる一般的な中耳炎であったと記憶しています。それから幼稚園、小学校、と成長するにつれて、今度は花粉やハウスダストによる重度なアレルギー性鼻炎を発症し、日常的にマスクを着用せざるを得なかったため、良く友達にからかわれていました。 そして成人し、会社に勤めるようになると、高層ビルや通勤列車などのホコリが舞う密室空間で過ごす時間が多くなったせいか、副鼻腔炎を発症しました。始めはいつもの花粉症かな?と軽く考えていたのですが、仕事の打ち合わせ中などにも鼻水がダラーと垂れてきたりして、仕事に集中できない程、酷くなっており、時折重い頭痛にも悩まされるようになりました。 これはおかしいと思い、再度別の大きな耳鼻科でx線検査をしてもらうと、副鼻腔炎が悪化した副鼻腔真菌症である、診断されました。上顎洞の洗浄では症状が改善されなかったため、最終的に内視鏡手術を行い、今では副鼻腔真菌症は完治しました。

副鼻腔真菌症にはご注意を

ハウスダストアレルギーが由来の慢性鼻炎持ちなんですが、一度だけ副鼻腔真菌症にかかった事があります。掛かってしまった原因は、僕自身の不摂生が由来でした。副鼻腔真菌症の真菌とはいわゆるカビの事です。 ゴミを放置したり、食べた後の食器等を洗わずそのままにしていたり、週一回程度の掃除や寝具の手入れを怠ってしまうと埃やカビが蔓延して、デリケートな方は、それだけで外に居るより部屋に居るだけで鼻が詰まる状態が多くなって来ると思います。 副鼻腔真菌症では軽い鼻炎と違い、鼻呼吸が出来なくなる程に鼻が腫れて詰まってしまいます。そして高熱と頭痛が起こり、目が圧迫されて視力が落ちます。風邪だと思って寝ていても部屋自体が病原菌の様な物なので意味がありません。鼻関係の病気は、脳にまで達してしまう事があるので非常に注意が必要です。 抗生物質を処方してもらうと、一時的に炎症を抑える事は出来ました。菌自体はそうすれば自ずと体外に出て行きますので、再発しない様にこまめに部屋の掃除などを行って再発しないように気を付けています。

糖尿病療法を怠けて副鼻腔真菌症を発症した私

私は、30代後半から糖尿病と付き合いながらの生活を開始していました。血糖値を管理しながら生活療法に取り組み、通院治療を続けていました。50歳を迎えようとした頃から、糖尿病の症状が急激に進行し、傷が治りにくい体質になっていました。 53歳の春、花粉症によって激しい鼻づまりを感じ、ティッシュが手放せなくなっていました。粘り気が強く、異臭を放つ鼻汁が出て、鼻から頭の奥にかけてズキズキと痛みを感じ、家事に支障を来すようになりました。あまりにも重い症状が継続するため、近所の耳鼻咽喉科を受診しました。真菌症の疑いがあり、詳細な症状と治療法を見極める必要がある旨が医師から説明されました。CT検査によって右側の鼻腔に真菌の塊が形成され、副鼻腔真菌症を発症していることが判明しました。 定期的に耳鼻咽喉科で上顎洞を洗浄してもらう中で、糖尿病療法を怠けていることが副鼻腔真菌症の発症に繋がっているメカニズムを医師から説明され、反省しました。