アナフィラクトイド紫斑ーそれは痒みとの凄絶な戦い

幼稚園の頃、とても珍しい病気として知られるアナフィラクトイド紫斑病になりました。この病気は、ウィルスや細菌にアレルギー反応を起こすことで発症します。今でもアナフィラクトイド紫斑病は、その発症するメカニズムなどがよくわかってはいませんが、当時は今よりももっと未知の病であり、苦労も多かったです。 手足に紫色の発疹ができるのですが、痒みがひどくて我慢できません。掻きむしらないように包帯を巻いておくのですが、どうしても我慢できずに掻いてしまいます。特に、寝ているうちに無意識に掻いてしまい、朝目が覚めると手足が血だらけになっていることも珍しくはありません。わたしには下に妹がいたのですが、人から人に感染しないのだけが唯一の救いでした。 薬物治療のおかげで、成長するにしたがって少しずつ症状が治まってきました。病院から処方された薬の他に、抵抗力をつけるために市販の漢方薬も常飲していたのですが、この漢方薬も効果があったと思います。1週間ほど漢方薬を飲まないと、再び症状がひどくなってきたからです。

娘がアナフィラクトイド紫斑に

5才になる娘がアナフィラクトイド紫斑にかかってしまいました。ある日、娘が風邪で熱を出してしまい、看病をしていたところ、娘の足に紫色をした斑点が見つかりました。はじめは、どこかにぶつけたのかな?ぐらいで気にしていませんでしたが、日を追うごとに斑点のが数が増えていきました。それで、慌てて病院へ連れていきました。 病院ではアナフィラクトイド紫斑と診断され、血管がアレルギー反応を起こす免疫異常だと説明を受けました。娘はお腹の痛みも訴え、熱は斑点が原因でなかなか下がらず、手足などもむくんでいました。また、アナフィラクトイド紫斑は原因がはっきりしない病気だと言われ、対処療法しかなく、今ある症状を緩和する薬と注射をしてもらいました。 娘は1週間おきに病院で検診を受け、約1ヶ月間は安静にしていていました。紫色をした斑点は徐々に治っていきました。斑点がきれいになるまでには、半年ぐらいかかりましたが、目立った跡が残らなかったのが救いでした。

私のアナフィラクトイド紫斑の体験について

3年前の11月の寒い日、お風呂上りに急に首まわりに赤い斑点が出てきました。そのときは全く痛みもなくあまり気にも止めてなかったのですが翌日には腕の関節が痛くなり、家事をするのも大変になりました。 旦那に言われ近所の個人経営の皮膚科に行ったのですが、アナフィラクトイド紫斑の疑いがあるとのことで大きな病院に回されました。大学病院に行き診断を受けましたが、やはりアナフィラクトイド紫斑だろうとのことでした。その日は尿検査と血液検査をしまして2週間後にまた病院に行きました。 それからステロイド剤を1日二錠服用して治療に努めることになりました。ステロイド剤の効果もあり紅斑は薄くなり2ヶ月もすると目立たなくなりました。時間のかかる人は完治まで1年ぐらいかかる場合もあるそうなので早く治ってよかったです。 それ以降再発することなく生活できているので、もし再発した場合は早期治療に努め病状が悪化しないようにしたいです。

アナフィラクトイド紫斑とは

幼少期にアナフィラクトイド紫斑に感染しました。おしりや太ももから下にかけて出血したような紫色の班ができ、病院に相談したところアナフィラクトイド紫斑の診断を受けました。時にはむくみやしこりができる部分もありました。検査によると白血球が増加したり炎症反応が出たそうです。重症の場合は合併症で激しい消化器の出血による腹痛が出るヘノッホ型と呼ばれるものや、膝や足首に関節痛が出るシェーンライン型と呼ばれるものがあるそうです。そのような場合には、副腎皮質ステロイドを服用する必要があるそうです。私の場合は比較的軽症だったため出血なども少なく、血管強化剤や止血剤の投与で改善しました。 発症しても二週間から一ヶ月強程度で回復しますが、入院が必要なこともあります。私は自宅で安静にすることで改善しました。 アナフィラクトイド紫斑にかかったら、合併症がひどくならないように小児専門医や皮膚科にすぐ相談することが大切です。

アナフィラクトイド紫斑になった経験があります。

小さい時にアナフィラクトイド紫斑になったことがあります。小児に多い病気で感染症が先行することで発病に至り、足に点状の紫斑が多く出る症状になっています。三歳の時に、アナフィラクトイド紫斑になったので、もちろん自分では何も覚えていません。母はその時は私がこのまま死んでしまうのではないかとものすごく心配をしたそうです。しかし、薬が効いて3週間ほどで症状が改善したそうです。症状の改善が見られないなら、入院をすることも必要になってくると先生に言われていたので、ある程度の覚悟をしていたと言っていました。 そして、治った後も重い合併症を引き起こしている可能性があるので、とても注意深く観察してくれていたようです。 特に風邪をひいて熱を出せないように気を付け、人の多いところへ足を運ばずに、ひたすら家で過ごしていたそうです。その影響か今でも家で過ごすことが大好きな状態に成長しています。合併症にならなかったのも、お母さんの徹底的な管理のおかげです。