私のうつの具体的な症状は不安感と動悸
私のうつの具体的な症状は不安感と動悸
私は32歳の時、うつを発症しました。やりたくない仕事をしなければならなかったストレスが重なったのが原因です。具体的な症状としては、とにかく強い不安感と動悸に襲われることでした。また、食欲不振、不眠症なども併発しました。仕事のたびに不安感と動悸に襲われるため、とても仕事にはならず、やがて精神科に入院。入院期間は1か月にもおよび、部署も異動となりました。入院とその後の通院、そして仕事が変わったことで症状は徐々に回復していきましたが、私のうつのやっかいな所は「ぶり返す」ことで、退院から半年後には再び症状が悪化。不安感と動悸が襲ってきました。抗うつ剤の新薬が出るたびにそれを試し、新しい療法が出てきたらそれも試す、ということを繰り返しているものの、半年ごとの周期的な悪化がもう30年ほど続いています。
こうした自分の体験から、「精神の病かもしれない」と感じたときは、あれこれ躊躇せず、とにかく専門医に診てもらうことをお勧めします。病が深く長くならないように・・・
うつの症状と体験談
私がうつと診断されたのは20歳の時でした。大学生でしたが、初めての一人暮らしに慣れず、周りにも馴染めず、気づくと、人と話そうとすると動悸がして、大学に行こうとすると気持ち悪くなり、吐くようになってしまいました。どんどん孤立していき、夜は眠れず、食欲もなくなり、部屋にこもって本ばかり読むようになり、これではダメだと近くのクリニックに行ったらうつと診断されました。それからは薬を飲みながら少しずつ外に出るように、少しずつ食事を増やすように、気分転換しながら治療しました。
投薬がなくなったのは23歳で、やっと薬なしでも普通の生活ができるようになりました。本当に嬉しかったです。3年間のうつの間は電車に乗っても動悸がひどく遠出も無理で、気分転換に友達や両親が旅行に連れて行ってくれたりしましたが、途中で電車に乗れなくなり迷惑をかけたりしました。今は友達とも両親ともあちこちに旅行して思い出がたくさん増えました。
身体変化とうつ
自分はもともと明るく、嫌な事も寝てしまえば忘れられる性格で「うつ病」なんて精神疾患とは無縁な人間であると思っていました。
きっかけは覚えていませんが、少しずつ元気がなくなっていました。目が覚めると、一日の始めに「いやだなあ…」思うようになり、重たい身体でコーヒーだけを飲んで出発、満員電車の乗客に身体を預け、出社しても挨拶することが精いっぱい。集中力も途切れがちで、小さなことにもイライラし、ミスを連発して上司に怒られ、同僚や部下の助言にも大声で怒鳴り散らす始末。昼は食欲がなく、夜になると涙が止まらず、眠れないためアルコールに逃げて寝不足の日々。
気が付けば、華やかさとは無縁の、憂鬱な毎日を送っていました。徐々に身体にも不調が表れ始め、めまいとともに動悸がひどくなり、冷や汗も止まらなくなりました。心臓が飛び出しそうなほどの動悸や息切れで、職場で倒れてしまいました。上司に勧められ、心療内科へ行った結果「うつ病」と診断されました。今は自宅療養中ですが、発症と同じように、少しずつ回復に向かっています。