発症時期・初期症状について

私は元から脳血管障害/高齢者の脳卒中の高リスク群でした。 2013年の7月中旬、心臓付近の鈍痛がとれず、救急を受診しました。そこでは逆流性食堂炎との診断がなされましたので帰宅しました。その一週間後、朝トイレに入った後に気持ちが悪くなり身体に力が入らず倒れ、救急搬送されました。院内で徐々に脳梗塞の症状が現れ、家族によれば、意味不明な言葉を発し、右の手足が動かなくなっていったそうです。

発症内容・医師診断について

病院についてからもどんどん容態は悪くなり、呼吸困難に陥りました。医師曰く、心筋梗塞が起きた直後に、心臓に出来た血栓が脳にとんだのではないかとのことでした。 2週間生死の境をさまよったそうですが、その間の記憶はなく、症状が固定したのは1ヶ月もたってからでした。糖尿病で高血圧でもあったため、脳梗塞に最適な薬をつかうことが困難でした。脳血管障害/高齢者の脳卒中では、損傷した部分がむくんで脳幹を圧迫し、最悪の場合死に至ってしまう脳ヘルニアの経過観察に慎重さを要するので、ずっと集中治療室からでられなかったのですが、その間も、リハビリだけは続けなければいけないそうで、入院後1日目から手足のあげさげなどのリハビリをしていただきました。 私は左脳の脳梗塞で、言葉の音声は理解できるのですが、文字を読んだり、自分の口で言葉を発することが困難になりました。右手右足が完全に麻痺し、ずっしりと重い、痛いといった感じでした。言葉が通じないストレスも、リハビリが痛くて疲れるといったストレスもあり、家族に文句をいい沢山迷惑をかけてしまいました。

経過・その後の状況

脳梗塞と心筋梗塞の併発ということで、治療は困難でしたが3ヶ月以上入院し症状が落ち着いてきた頃、心臓の冠動脈にステントを入れるカテーテル手術をしました。これを行ってからは顔色がよくなり、心臓の機能が前よりはよくなったのだと感じました。 リハビリを毎日少しずつ行っていた甲斐があり、全く動かなかった右足が、頑張れば曲がるようになりました。脳血管障害/高齢者の脳卒中でも、リハビリは医師による許可がある限りできる範囲で最大限に行ったほうがよいそうです。 動脈硬化が進まないように、食事療法と、水をこまめに飲むことを指示され、お見舞いのジュースなどは絶対に飲まず家族に持ち帰ってもらいました。

その後気を付けていること

現在、在宅介護を受けています。脳血管障害/高齢者の脳卒中は、とくにリハビリに成功し、状態が改善した人が油断して再発する例が多いそうなので、甘いものは口にしない、ストレスをためない生活を心がけています。