眠気を食事で吹き飛ばそう!

もうすぐ春ですが、春になるとなかなか眠気がとれなかったり、1日中眠かったりする方がいらっしゃると思います。「春眠暁を覚えず」と言いますが、昼間に眠くなってしまうのはなぜなのでしょうか。 1つ目の理由は、肝臓の疲労です。漢方では、冬の寒さで老廃物が溜まってしまったのを、春になると肝臓が解毒しようと活発になるという考えがあります。肝臓がそれらを処理しすぎて疲れてしまい、その結果眠くなってしまうということがあるそうです。 2つ目の理由は自律神経の乱れです。体は寒暖の差によって自律神経を切り替えますが、春は寒暖の差がはっきりしないため、自律神経が乱れてしまい、昼間に眠くなってしまうことがあります。 これらの昼の眠気は、食事の工夫で改善されます。そのためには上で挙げた肝臓と自律神経を労わる栄養素を取ることが必要です。具体的には、タンパク質、カテキン、アピインが効果的です。タンパク質に含まれるアミノ酸は肝臓と脳に効果的で、特に卵は加熱処理してもアミノ酸が失われません。カテキンは抗酸化力があり肝臓をサポートしてくれます。緑茶だけでなくレンコンやリンゴにも含まれます。アピインは脳の神経を安定させる働きがあり、セロリやパセリに含まれます。食事を工夫して、うまく眠気を吹き飛ばしましょう。