痔の治療をする時は軟膏の使用方法を守ろう

夫の調子が悪いように感じられたので、どうしたのか聞いてみました。すると、以前から痔を煩っていて、肛門科で治療を受けていたのですが、最近は軟膏を塗るのをすっかり忘れていたそうです。しかも、便秘の状態が続いているために、すっかり症状が悪化したと説明されました。 もしかしたら、ほかにも重篤な疾患があるかもしれないと思いましたから、夫とともに肛門科を訪れました。診察を受けたあとに、一緒に説明を聞きましたが、痔が悪化したので、もっと効果が高い軟膏を新たに処方されることが決まりました。さらに、便秘を早く治すこと、今度は忘れずに塗り続けるようにと医師から注意を受けました。 それ以来、夫は必ず朝と入浴後に軟膏を塗るようになりました。また、便秘は痔に悪影響をもたらしますので、玄米や海藻類、野菜など、食物繊維が多い食事を出すようにしました。おかげで、今は痛みや出血の症状が診られないそうですから、本当に安心しました。

軟膏を使って痔を抑制

以前、「肛門周囲膿瘍」という肛門のまわりに膿が溜まり身体中に痛みを伴う、という病気を経験しました。この病気を治すには、患部を切って膿を出し切った後に、その『膿の元』となったところごとくりぬく手術をすることです。実は『膿の元』を放っておくと痔瘻になるので、手術をするまでが治癒の方法なのです。 無事に手術が終わり肛門周囲膿瘍も完治したのですが、手術の影響でたまに肛門から血が出ることがあります。そんなときは、患部に軟膏を塗ることで症状が和らぎます。術痕で切れている部分や直腸の手前に軟膏を塗ることで、出血を防ぐことができ、また出血に伴うかゆみも防ぐことができます。 肛門の周りが痛かったり血が出ていたりすると、踏ん張れなかったり重たいものが持てなくなったりと、日常生活に支障が出てしまいます。たかが『痔』かもしれませんが、ちゃんと手術をしたり軟膏などの薬を使うことで治すよう努めなければならないと考えています。