脂性肌、またはオイリー肌とも言われますが、乾燥肌の対極の意味であると思っている人は多いのではないでしょうか。

実は脂性肌と乾燥肌はそれぞれきちんとした定義があり、脂性肌であっても乾燥肌である人は意外と多く存在するのです。

今回は、肌トラブルの大きな原因にも繋がる脂性肌について詳しく解説してきます。

要チェック項目


□脂性肌とは皮脂の分泌量が過剰な状態のことを指す
□食生活や生活習慣が大きな原因であることが多い
□過剰な洗顔や皮脂の除去はかえって逆効果

脂性肌とは

一言で表すと「肌に皮脂が過剰に分泌されている状態」のことを言います。

脂性肌の反対の意味として捉えられがちなのが乾燥肌ですが、乾燥肌とは「肌の水分量が30%以下の状態」のことを言います。

したがって、脂性肌であっても乾燥肌である人は意外と多く存在しており、「脂性乾燥肌」とも呼ばれているほどです。

脂性肌によって起こるさまざまな肌トラブル

脂性肌は肌トラブルの大きな要因になります。

もっとも多いのが「ニキビ」ではないでしょうか。人間の顔にはアクネ桿菌という菌が存在しています。

この菌の栄養源となるのが皮脂なのですが、皮脂が多い状態にあるとアクネ桿菌が異常繁殖し、ニキビを作り出します。いわゆる「ニキビ跡」が残ってしまう原因にもなるため、適切な対処が必要です。

他に多いのが「毛穴の黒ずみ」。通称「いちご鼻」とよばれることも多く、鼻の毛穴が黒ずんでしまうことで目立ってしまい、深刻な肌トラブルの一因になります。

この黒ずみの正体は、皮脂が毛穴で酸化したものなのですが、いくら洗顔しても再び黒ずんでしまいます。メイクで隠すのも一苦労するため、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

脂性肌となる主な原因

脂性肌のもっとも大きな原因は食生活です。脂っこいものや糖分を過剰に摂取すると、皮脂の量も多く出てくる傾向にあります。

炭水化物や甘いもの、脂肪分の摂りすぎは肥満の原因になるだけではなく、実は肌にも良くないということです。

食生活と並んで重要なのが生活習慣です。

ストレス、睡眠不足、飲酒、喫煙などは肌に良くないということは良く言われていますが、これらはいずれもホルモンバランスを乱し、皮脂の分泌を促す働きがあるという理由があるためです。

脂性肌の正しいスキンケア方法

洗顔の仕方


洗顔の正しい方法は、十分に泡立てた洗顔フォームで優しく洗うことです。

頻度としては1日1回にとどめておきましょう。また、洗顔後は保湿液などで皮膚の水分量も適正に維持しておくようにしましょう。皮膚には適正な水分と脂分が必要です。

洗顔の注意点


顔の脂が気になるからといって、1日に何回も洗顔したり、ゴシゴシと強い力で洗ったりしてはいけません。その結果、皮膚は脂分が足りていないと判断し、より過剰に皮脂を分泌するようになってしまいます。

皮脂が気になる場合


どうしても皮脂が気になる場合は、ぬるま湯で軽く洗ったりティッシュでふき取る程度にしましょう。

脂性肌の人のためのメイクアップ術

脂性肌の人でもっとも多い悩みがメイクに関することではないでしょうか。

下地


下地は油分が少ないものを選びましょう。毛穴を塞がないノンコメドジェニックのものであれば更に良いです。

ファンデーション


パウダーファンデーションやミネラルファンデーションがおすすめです。パウダー状で皮脂を吸い取ってくれるため、脂性肌の人にもっとも適したファンデーションといえます。

ただし、人によっては肌に合わない場合もあるため、実際に使ってみてから判断するのが良いでしょう。

リキッドやクリームであったとしても、実際に試してみたらこのメーカーのこの製品が自分に合っていた、ということも多いです。

ウォータープルーフのタイプは絶対にNGです。ウォータープルーフとはあくまでも水に強いということであるため、逆に言えば脂には弱いということです。

皮脂によって簡単に溶け出してしまう危険性があるため、絶対に使用してはいけません。

化粧直し


また、外出先で化粧直しをする場合、あぶらとり紙よりはティッシュでふき取る程度がちょうど良いです。皮脂を過剰に拭き取ってしまうと、ますます大量の皮脂が分泌されることに繋がるためです。

脂性肌の対策で重要なこと

脂性肌の人が特に気をつけるべきポイントは以下のとおりです。

ポイント


・糖分と脂質を抑えた食生活
・ストレスや睡眠不足、飲酒、喫煙による生活習慣の乱れを改善する
・洗顔は優しく、洗いすぎない
・適度な保湿を心がける

まずは根本的な食生活、生活習慣を改善することを心がけることが重要です。肌は比較的レスポンスが早く、すぐに実感できるほど結果は出てくると思います。そのため、モチベーションも維持しやすいはずです。

脂性肌に悩んでいる人は、今回ご紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。

(監修:Doctors Me 医師)