誰でも鼻血は出たことがあると思います。
その中でも、何もしていないのに鼻血が出るといった経験はありませんか? 今回は特に何もしていないのに出る場合についてご紹介したいと思います。
鼻血は、小鼻の内側にある鼻中隔(びちゅうかく)にあるキーゼルバッハ部位からの出血が最も多いとされています。
キーゼルバッハ部位は細い血管が網目上に貼り巡らされており、少しの衝撃でも傷ついて出血してしまいます。傷つきやすいため、鼻をいじりすぎたり、鼻を強くかんだりしても出ます。
キーゼルバッハ部位からの鼻血がほとんどですが、特に何もしていないのに出る場合は病気が原因である可能性があります。その際は、キーゼルバッハ部位でなく鼻腔の奥にある粘膜から出血することがあるようです。
普段何気なくやってる対処法が実は間違っているという事もあります。まずは間違った対処法を見てみましょう。
NG:上を向いて鼻血が出ないようにする
NG:首をトントンし、刺激を与える
NG:安静にするため横になる
上を向いたり、横になるのは鼻血を喉へと逆流させてしまう可能性があります。
逆流した血が喉で固まると喉を塞いでしまい、最悪窒息の可能性があります。
上記の行動を行わず、下記の正しい対処をしましょう。
・脱脂綿をつめる
・座った状態であごをやや引いた姿勢を保つ
・小鼻をぎゅっとつまむ
脱脂綿を詰めるのが好ましいですが、なければティッシュでも構いません。特に効果が高いのが小鼻をギュッとつまむ方法です。
上記の方法で、10分〜15分程度安静にすることで、通常は止まるでしょう。
ハウスダストによるものや、ダニによるもの、花粉症によるもの等、アレルギー性鼻炎の原因は様々です。原因は異なりますが、アレルギー性鼻炎にかかると鼻の粘膜が通常よりも弱い状態になります。
鼻の粘膜が弱くなる影響で、鼻を少しかんだだけでも出血をする場合があります。
高血圧になることで何もしていないのに鼻血が出ることがあります。中年期の男性に多い症状です。
食事からの影響も大きく、塩分を摂りすぎると高血圧になりやすいです。普段の食生活にも注意しましょう。
病気の症状の1つとして、何もしていないのに鼻血が出ることがあります。
病気からくる症状の場合は、頻繁に鼻血が出る、中々止まらないといった傾向にあります。
白血病は血液のがんとも呼ばれています。白血病にかかると血球を作る細胞に異常が発生し、正常な血液を作れなくなり、出血をしやすくなる症状が現れます。
特に白血病は頻度に特徴があり、1週間のうちに複数回出ることが多いです。また、鼻血以外にも歯茎等、体の様々な部分から出血が起こります。
肝硬変は肝臓が傷つくことで硬くなってしまう病気です。肝硬変で鼻血が出やすくなる原因は血小板の数が減少するためです。ですので、血液が固まりにくく、止血に時間がかかります。
また、これ以外にも顔が黄色くなる黄疸(おうだん)という症状が出るのも特徴です。
血友病は出血を止める際に必要である血液凝固因子が少なく、一度出血すると止まりづらいという病気です。
かさぶたも中々作られにくく、かさぶたが剥がれてしまった場合再び長時間の出血が起こります。血友病にかかるとあざができやすくなるようです。外的刺激に特に弱く、鼻をやさしくかんだり、少し鼻をかくだけでも出血をする可能性があります。
血友病はほとんどの場合が遺伝によるもののようです。
鼻の粘膜が弱っている可能性が高いです。そこで、粘膜を保護するために軟膏やオイル等を塗ります。
特にワセリンが出血を抑止する効果が高くおすすめです。ワセリンは近所のドラッグストアや薬局でも取り扱いがあるため、簡単に入手できます。
塗る際は爪で粘膜を傷つけないように、爪の手入れも行いましょう。
マスクをすることで外気による鼻の乾燥を予防できます。乾燥の粘膜を弱らす原因になります。
室内では加湿器を使用し、部屋の湿度を十分に保ちましょう。
ポリフェノールの1種であるルチンは毛細血管を強くする働きがあります。
ルチンは蕎麦、ほうれん草、レバー、なす、トマトなどに豊富に含まれています。意識的に摂取してみるとよいでしょう。
何もしていないのに突然鼻血が出てきた場合は、病院に相談してみましょう。もし病気を早期に発見できれば完治できる可能性が高まります。
(監修:Doctors Me 医師)
その中でも、何もしていないのに鼻血が出るといった経験はありませんか? 今回は特に何もしていないのに出る場合についてご紹介したいと思います。
鼻血が出る仕組み
鼻血は、小鼻の内側にある鼻中隔(びちゅうかく)にあるキーゼルバッハ部位からの出血が最も多いとされています。
キーゼルバッハ部位は細い血管が網目上に貼り巡らされており、少しの衝撃でも傷ついて出血してしまいます。傷つきやすいため、鼻をいじりすぎたり、鼻を強くかんだりしても出ます。
キーゼルバッハ部位からの鼻血がほとんどですが、特に何もしていないのに出る場合は病気が原因である可能性があります。その際は、キーゼルバッハ部位でなく鼻腔の奥にある粘膜から出血することがあるようです。
対処法
普段何気なくやってる対処法が実は間違っているという事もあります。まずは間違った対処法を見てみましょう。
間違った対処法
NG:上を向いて鼻血が出ないようにする
NG:首をトントンし、刺激を与える
NG:安静にするため横になる
上を向いたり、横になるのは鼻血を喉へと逆流させてしまう可能性があります。
逆流した血が喉で固まると喉を塞いでしまい、最悪窒息の可能性があります。
上記の行動を行わず、下記の正しい対処をしましょう。
正しい対処法
・脱脂綿をつめる
・座った状態であごをやや引いた姿勢を保つ
・小鼻をぎゅっとつまむ
脱脂綿を詰めるのが好ましいですが、なければティッシュでも構いません。特に効果が高いのが小鼻をギュッとつまむ方法です。
上記の方法で、10分〜15分程度安静にすることで、通常は止まるでしょう。
原因
考えられる原因をそれぞれ見ていきましょう。アレルギー性鼻炎
ハウスダストによるものや、ダニによるもの、花粉症によるもの等、アレルギー性鼻炎の原因は様々です。原因は異なりますが、アレルギー性鼻炎にかかると鼻の粘膜が通常よりも弱い状態になります。
鼻の粘膜が弱くなる影響で、鼻を少しかんだだけでも出血をする場合があります。
高血圧
高血圧になることで何もしていないのに鼻血が出ることがあります。中年期の男性に多い症状です。
食事からの影響も大きく、塩分を摂りすぎると高血圧になりやすいです。普段の食生活にも注意しましょう。
病気の症状
病気の症状の1つとして、何もしていないのに鼻血が出ることがあります。
病気からくる症状の場合は、頻繁に鼻血が出る、中々止まらないといった傾向にあります。
鼻血が出る病気
何もしていないのに鼻血が出やすい病気を紹介します。白血病
白血病は血液のがんとも呼ばれています。白血病にかかると血球を作る細胞に異常が発生し、正常な血液を作れなくなり、出血をしやすくなる症状が現れます。
特に白血病は頻度に特徴があり、1週間のうちに複数回出ることが多いです。また、鼻血以外にも歯茎等、体の様々な部分から出血が起こります。
肝硬変
肝硬変は肝臓が傷つくことで硬くなってしまう病気です。肝硬変で鼻血が出やすくなる原因は血小板の数が減少するためです。ですので、血液が固まりにくく、止血に時間がかかります。
また、これ以外にも顔が黄色くなる黄疸(おうだん)という症状が出るのも特徴です。
血友病(けつゆうびょう)
血友病は出血を止める際に必要である血液凝固因子が少なく、一度出血すると止まりづらいという病気です。
かさぶたも中々作られにくく、かさぶたが剥がれてしまった場合再び長時間の出血が起こります。血友病にかかるとあざができやすくなるようです。外的刺激に特に弱く、鼻をやさしくかんだり、少し鼻をかくだけでも出血をする可能性があります。
血友病はほとんどの場合が遺伝によるもののようです。
予防法
病気が疑われる場合は、早く病院を受診するのが重要ですが、鼻の粘膜等が弱っていて鼻血が出る場合の予防法についてみていきましょう。軟膏、オイルなどを塗る
鼻の粘膜が弱っている可能性が高いです。そこで、粘膜を保護するために軟膏やオイル等を塗ります。
特にワセリンが出血を抑止する効果が高くおすすめです。ワセリンは近所のドラッグストアや薬局でも取り扱いがあるため、簡単に入手できます。
塗る際は爪で粘膜を傷つけないように、爪の手入れも行いましょう。
マスクをする
マスクをすることで外気による鼻の乾燥を予防できます。乾燥の粘膜を弱らす原因になります。
室内では加湿器を使用し、部屋の湿度を十分に保ちましょう。
ルチンを摂る
ポリフェノールの1種であるルチンは毛細血管を強くする働きがあります。
ルチンは蕎麦、ほうれん草、レバー、なす、トマトなどに豊富に含まれています。意識的に摂取してみるとよいでしょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。何もしていないのに鼻血が出る原因は病気の可能性もあります。何もしていないのに突然鼻血が出てきた場合は、病院に相談してみましょう。もし病気を早期に発見できれば完治できる可能性が高まります。
(監修:Doctors Me 医師)