お肌の日焼けに比べると聞きなれない感じがしますが、目も日焼けをするそうです。

目を日焼けしてしまうと、どのような影響があるのでしょうか。また、目の紫外線対策は、どのようにすればいいのでしょうか。

今回は、目の日焼けについて、医師に詳しい話を聞いてきました。

目はどんなときに日焼けしてしまうの?

夏場、まぶしい陽射しを感じる日に長時間外にいると、白目の部分が赤くなってしまったり、目が痛くなってしまうことがあります。

また、冬のスキー場でも、ゲレンデ斜面などの照り返しで目に強い紫外線を浴びると、目に炎症を起こしてしまうこともあります。

これらは、紫外線が目の角膜や結膜に刺激を与えることによって、引き起こされている可能性があります。

具体的な影響は?

目に紫外線を浴び続けることによって、以下のような眼病を生じることがあります。

・紫外線角膜炎
白内障

目の紫外線対策

予防方法


■サングラスや帽子など道具の活用
UVカット機能のあるサングラス、目の辺りに影を作り直射日光が当たるのを防いでくれるつばの広い帽子、日傘の使用などもある程度有効です。

■日々目のケアをしておく
目が乾きがちな方は、目薬を使用するなどして目を潤わせておくといいでしょう。

■目に良い栄養を摂取する
ブルーベリーなどに含まれるアントシアニンや、鮭等に含まれるアスタキサンチンなどを食事に取り入れるようにしてみましょう。

■睡眠・休息を十分にとる


目に紫外線を受けてしまった場合


まずは目をしっかり休ませ、炎症が治るまでは目をあまり使用しないことです。

痛みを感じる場合


目を閉じて休息をとることが大切です。
ゆっくり横になって、目を閉じ、冷たいタオルなどを当てて安静にするのがいいでしょう。

最後に医師から一言

仕事や、趣味のアウトドアスポーツなどで屋外に出る機会の多い方は、目の日焼けに悩まされることは多いと思います。

一度目が日焼けして、炎症を起こしてしまうと日常生活に様々な不自由を感じることになります。

日差しの強い日は、UVカット効果の高いサングラスなどを着用して目のダメージを防ぐことが大切です。車の運転の際にも、忘れずにUVカット機能のあるサングラスやメガネを使用しましょう。

(監修:Doctors Me 医師)