更年期にはさまざまな症状が全身に現れますが、その中で非常に多くの方が経験する症状が「尿漏れ」です。
今回は、更年期の尿漏れについて医師に詳しい話を聞いてみました。
更年期には、ホルモンのバランスが乱れて自律神経の不調を起こしやすくなります。それにより、排尿を調節する筋肉もうまく機能しなくなる場合があると考えられています。
特に更年期世代の女性に多いといわれるのが、腹圧性尿失禁です。
腹圧性尿失禁は、下記のような日常動作の中で腹圧のかかるときに尿が漏れてしまう病気です。
・くしゃみ
・咳込み
・大笑い など
「骨盤底筋群」という子宮・膀胱・直腸をサポートする筋肉が緩むことで、尿の出口を閉じておくことができなくなることが原因です。
腹圧性尿失禁の場合、特に自分でもできる手軽な改善策は骨盤底筋群を鍛えることです。
【トレーニング方法】
膝を立てて仰向けになり、お尻に力を入れて肛門を締める・緩めることを10秒間ずつ繰り返す運動を10セット行う。
この運動は、必ずしも仰向けになった状態ではなくても、立っておこなっても大丈夫です。毎日続けることで効果があると考えられています。
その他、骨盤のゆがみの調節や姿勢を整えることも大切です。
以下の場合は、なるべく早めに泌尿器科を受診しましょう。
・セルフケアで改善がみられない場合
・早く改善したい場合
・尿漏れや頻尿の原因がはっきりしない場合
頻尿は、膀胱炎など病気にかかっている可能性もあるので、安易な自己判断はしないほうがいいでしょう。
更年期は、両親の介護・健康問題・子どもの進学などで、精神的・身体的・また経済的に何かと負担のかかりやすい時期でもあります。
そういったストレスが「心因性の頻尿」という形で現れる場合もあるので、心当たりのある方は精神的なケアも必要になるでしょう。
尿漏れには色々な原因がありますが、この時期の女性は特に多くの方が「腹圧性尿失禁」を経験します。
骨盤底筋群を鍛える運動で改善がみられる例も多いので、ぜひ試してみてください。
また、軽い尿漏れ用パッドなども販売されていますので、利用してみるのもよいかもしれません。
(監修:Doctors Me 医師)
今回は、更年期の尿漏れについて医師に詳しい話を聞いてみました。
更年期…なぜ頻尿や尿漏れが起こりやすい?
ホルモンバランス
更年期には、ホルモンのバランスが乱れて自律神経の不調を起こしやすくなります。それにより、排尿を調節する筋肉もうまく機能しなくなる場合があると考えられています。
腹圧性尿失禁
特に更年期世代の女性に多いといわれるのが、腹圧性尿失禁です。
腹圧性尿失禁は、下記のような日常動作の中で腹圧のかかるときに尿が漏れてしまう病気です。
・くしゃみ
・咳込み
・大笑い など
「骨盤底筋群」という子宮・膀胱・直腸をサポートする筋肉が緩むことで、尿の出口を閉じておくことができなくなることが原因です。
更年期による頻尿や尿漏れの改善法、対策
骨盤底筋群を鍛える
腹圧性尿失禁の場合、特に自分でもできる手軽な改善策は骨盤底筋群を鍛えることです。
【トレーニング方法】
膝を立てて仰向けになり、お尻に力を入れて肛門を締める・緩めることを10秒間ずつ繰り返す運動を10セット行う。
この運動は、必ずしも仰向けになった状態ではなくても、立っておこなっても大丈夫です。毎日続けることで効果があると考えられています。
その他、骨盤のゆがみの調節や姿勢を整えることも大切です。
泌尿器科を受診する
以下の場合は、なるべく早めに泌尿器科を受診しましょう。
・セルフケアで改善がみられない場合
・早く改善したい場合
・尿漏れや頻尿の原因がはっきりしない場合
頻尿は、膀胱炎など病気にかかっている可能性もあるので、安易な自己判断はしないほうがいいでしょう。
ストレスケアをする
更年期は、両親の介護・健康問題・子どもの進学などで、精神的・身体的・また経済的に何かと負担のかかりやすい時期でもあります。
そういったストレスが「心因性の頻尿」という形で現れる場合もあるので、心当たりのある方は精神的なケアも必要になるでしょう。
医師からのアドバイス
更年期の尿漏れは、40代などまだまだ元気で若い時期から発症することが多いので、「自分だけでは…?」とショックを受ける方もいらっしゃると思います。尿漏れには色々な原因がありますが、この時期の女性は特に多くの方が「腹圧性尿失禁」を経験します。
骨盤底筋群を鍛える運動で改善がみられる例も多いので、ぜひ試してみてください。
また、軽い尿漏れ用パッドなども販売されていますので、利用してみるのもよいかもしれません。
(監修:Doctors Me 医師)