東京を中心に再び感染者数が増加している新型コロナウイルス感染症。

 

今回はその新型コロナの感染について調べる検査方法のひとつ「抗体検査」について簡単にまとめました。

 

目次

 

抗体検査とは

抗体とは、体の内部に異物(主に細菌やウイルスなど)が入ってきた場合に、それを撃退する作用のあるたんぱく質です。

 

異物を攻撃する、ミサイルのようなイメージでしょうか。

 

体内にウイルスが侵入すると、そのウイルスに対する抗体が作られます。

 

抗体検査ではその抗体の有無を測定するので、もしも陽性と出れば、過去に新型コロナウイルスに感染した可能性が高いと考えられるのです。

 

ただし、検査の精度がそれほど高くないので、感染したことがあっても陰性と出たり、感染したことがなくても他のウイルスの抗体を陽性と検出してしまうこともあります。

 

抗体検査とPCR検査の違いは?

PCR検査

 

PCR検査とは

PCR検査は、新型コロナウイルスの遺伝子を検出する検査です。

 

つまり、PCR検査が陽性の場合、今まさに新型コロナウイルスに監視している、ということがわかるのです。

 

抗体検査とPCR検査の違い

一方、抗体検査の場合は、上述のように「過去に」感染したことがあるかどうかが分かる検査になります。

 

そのため、抗体検査で陰性という結果が出ても、現在感染していないという証明にはなりません。

 

また抗体があるからと言って、今後再度感染することがないとは言い切れない点にも注意が必要です。

 

 

抗体検査はどこで受けられる?

日本全国の病院やクリニックで受けられるようになってきてはいますが、実施していない医療機関も少なくありません。

 

最寄りの医療機関で、受けることが可能かどうか確認してみるのがよいでしょう。

 

病院ホームページに記載している医療機関もあります。

 

抗体検査 どこで

 

抗体検査の費用はいくら?

概ね6000円~10000円程度のところが多いようです。

 

詳しくは、受ける予定の医療機関にお問い合わせください。

 

 

まとめ

抗体検査は現在感染しているかどうかを調べるものではなく、あくまでも、過去の感染の可能性を調べるものです。

 

100%正確なものではないですし、抗体があるからと言って今後感染しないと証明できるものでもありません。

 

一方で、旅行に出かける際に抗体の有無を調べたり、人と接することが多く不安な方などは利用してみてもいいかもしれません。

 

今のところそれなりに費用もかかるので、検査の特徴と自分が知りたいことが一致するか考えた上で申し込むといいでしょう。

 

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