頻発月経の症状

頻発月経の症状は主に月経の周期が24日以内と短くなることです。体調や心理的な要因などから急に周期が狂うことが多く、また不安な気持ちになりがちです。症状が頻繁に続く場合は受診が必要になりますが、次の月経周期は正常だった、といった場合などは一過性のことと考えられるので受診の必要はないです。
  
頻繁に続く、子供を望んでいる、生理痛がかなり重い場合は早めに婦人科を受診した方がよいでしょう。受診の際には症状が出た周期や体調、基礎体温グラフなど詳しく書き出したものを持参すると、診断の一助になるでしょう。

頻発月経の原因

頻発月経の原因として主に考えられるのはストレスです。良く知られていますが、ホルモンはストレスの影響を受けやすく、すぐに崩れてしまいます。ホルモンバランスが崩れると月経の周期に影響します。ですが自然妊娠ができる、排卵が確認できるようであれば、さほど問題になるものではないでしょう。
  
時に卵巣の機能が低下、黄体機能不全が原因の場合があります。黄体機能不全とは黄体ホルモンというホルモンの分泌が低下している状態であり、受精卵が着床しづらい状態です。この場合は妊娠しづらい、妊娠しても流産してしまう可能性が高いです。

頻発月経の治療法

頻発月経の予防は、まずストレスを感じないようにすることです。しかし、ストレス社会とも言われる現代においてそれはとても難しいことです。いかにストレスを上手に発散し、自分を大切にできるかが予防と言えるでしょう。
  
ストレスをどうしても発散することが難しい、ストレスを感じる、そのような場合はまず基礎体温表を作って毎日の基礎体温を測ってグラフにします。月経の周期も計算しやすくなりますし、体調の変化に早く気がつくこともできます。
  
女性の体はとても繊細で心と密着しています。自分の体調を知り、それをケアすることで心も体もきれいになって行くのではないかと思います。月経は煩わしいものと感じることが多いですが、きちんと理解して管理することが大切です。

治療に関しては、一時的なストレスが原因ではない場合、
婦人科での診断の後、医師の指示でホルモンバランスを整える目的で、ピルを用いる治療をする事もあるでしょう。
ピルの内服により、月経周期をコントロールするものです。一定期間、ピルを服用し、周期を整え、その後は内服なしで様子をみていく事になります。