アルツハイマー病とは
アルツハイマー病とは、脳が萎縮して、記憶、思考などに問題をきたす脳の進行性の病気です。脳の組織にアミロイド斑と、神経原線維変化が見られるのが特徴です。まだ、根本的な治療法は見つかっていません。
アルツハイマー病の症状
アルツハイマー病の症状は、多岐にわたります。日常生活において人や物の名前が出てこない、財布や鍵などを置いた場所を忘れてしまう、最近の出来事や今後の予定などを覚えていないなどのがよく認められます。また、集中力が低下や、お金の管理や計画的な作業が出来なくなる、見慣れた場所や道を忘れる、などのような症状が認められることもあります。また、視覚障害を起こし自分の影を人の気配と錯覚し混乱する、被害的になるなど精神的に不安定的になることもあります。
アルツハイマー病の原因
アルツハイマー病の原因は、現在様々な研究が行われていますが、まだ完全に解明されていません。脳の中の老廃物であるアミロイドベータという物質が脳細胞の中に溜まり、その結果脳が委縮して起こると言われています。
親類にアルツハイマー病にかかった事がある人がいる場合は、遺伝子や環境的要因などの関連からかかりやすい体質にあると言われていますが、必ずしも発症するわけではありません。
また、血液中のインスリンが過度に増えるとインスリン分解酵素の働きが低下してアミロイドベータが溜まるといわれています。そのため、肥満や運動不足、糖尿病前段階体内の人はインスリンが多い傾向にあるため、十分注意する必要があります。
もう一つは、
アルツハイマー病の治療法
アルツハイマー病は、現在の医療では完治させることは困難です。大切なことは、症状が軽いうちに、専門の医師による診察をうけ、薬物療法や環境調整、デイサービスといったリハビリテーションを行うことによって、病の進行を遅らせるということです。
最初は、物忘れや認知症と思いがちですので、少しでも気になる事があれば、早いうちにアルツハイマー病の簡単なチェックリストを試してみることで早期発見・早期治療につながることができます。
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