下腿疲労骨折/足疲労骨折の症状

疲労骨折/下腿、足の症状は、骨折のような明らかな外傷や、激痛はなく、そのまま運動を続けることにより、局所に痛みを感じます。
継続的に負荷や負担がかかることにより、運動を開始した際に痛みが出て、途中痛みが軽くなり、運動を終了する頃には痛みが強くなるという特徴があります。断続的に痛みが続かないため、誤った判断や処置をする場合があるので注意が必要です。
外傷がないため、冷却や安静などの措置をとってその後同じような運動を繰り返し行う事によって、軽いひびや、腫脹、隆起などの症状が現れ、重度になると骨折のような断裂に至る場合もあります。

下腿疲労骨折/足疲労骨折の原因

疲労骨折/下腿、足の原因は、大きく分けて、選手側の要因と環境側の要因に分けられます。選手側の要因としては、十分な準備運動を行わず、筋肉がほぐれていない状態で急激な負荷をかけてしまうことにより、継続的に同じ場所に負担がかかり、疲労骨折に至ります。
環境側の要因としては、運動するハード面である場所の整備が行き届いていないことにより、硬すぎたり、柔らかすぎたりする環境も筋肉に負担をかけてしまいます。
過密な運動スケジュールや、疲労が取り切れていない状態での運動も、無意識のうちに同じ筋肉に負担をかけてしまうので注意が必要です。

下腿疲労骨折/足疲労骨折の治療法

疲労骨折/下腿、足の予防としては、十分に準備運動を行い、筋肉をほぐしてから行うことで予防につながります。定期的な休息も筋肉を休めるにあたって効果的です。また、体力にあったスケジュールを立て、準備運動と休息、そしてその後のストレッチなどを通して筋肉を休ませてあげる事も重要な予防法の一つになります。
ハード面においても、運動をする際に、自身で状況を確かめ、整備などを行ってから運動に入ることで体の確認と設備の確認を同時に行う事ができるので有効です。