鼻茸の症状

鼻づまりが左右どちらかに起きた後、両方とも鼻が詰まるようになります。風邪とは違い、膿性の鼻汁を長期間伴うのが特徴です。
  
症状が進むと、鼻茸が鼻の孔から飛び出すようになり、さらに悪化すると、鼻を変形させることもある病気です。次第に臭いを感じる神経を圧迫していきますので、嗅覚にも影響を及ぼし、匂いに対して鈍感になることや匂いを感じなくなるケースも生じます。
  
鼻茸によって、慢性的な頭痛が引き起こされることもあります。長期間の鼻汁が続いたら、風邪や鼻炎と軽く見ず、早めの耳鼻科の受診を心掛けるようにしましょう。

鼻茸の原因

風邪や鼻炎を長期間患うことやアレルギー性鼻炎によって、主に副鼻腔炎にかかると、併発して鼻茸ができることがあります。アレルギーや細菌感染が原因とされており、虫歯によって起きることもあります。アレルギーの原因となる物質や細菌が鼻腔の粘膜を刺激することで炎症細胞が集まり、化学伝達物質のヒスタミンなどが放出されると、粘膜の血管が腫れることによって引き起こされるとされています。
 
鼻茸の原因は、はっきりとはわかっていませんが、アレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患や気管支ぜんそくのある人がかかりやすい病気です。

鼻茸の治療法

鼻茸の予防は、風邪や鼻炎を放置して悪化させて、副鼻腔炎にしないことが大切です。風邪や鼻炎の症状がでたら耳鼻科を受診し、アレルギー性鼻炎のある人は定期的に治療を受けましょう。
  
一度鼻茸になると、治療によって完治したり、手術によって取り除いたりしても、副鼻腔炎が改善しなければ、また再発することもあります。自分でできる鼻茸の予防方法はありませんので、鼻の症状が出たら、耳鼻科で適切な処置を受けることが大切です。