卵巣機能低下症の症状

卵巣機能低下症の症状は、35歳から40歳で無排卵となり、大概の場合は月経がこなくなります。場合によってはもっと若い年齢で、月経がこなくなる場合もあります。
月経がこなくなる兆候として、稀発月経と呼ばれる月経周期が延長した期間があり、この段階ではすでに無排卵になっている場合がほとんどといわれています。
  
基礎体温を測定すると、通常月経周期に体温が上昇する高温期がありますが、この高温期が無くなってしまい、基礎体温に変化が無い状態になります。場合によっては、不正出血があったり、気分がイライラしたり、焦燥感、疲労感、冷え症、めまい、耳鳴り、不眠、腹痛、食欲不振などの症状が発生することもあります。

卵巣機能低下症の原因

卵巣機能低下症の原因は、ほとんどの場合は不明といわれています。
統計的には、先天的に染色体異常があり、そのため早発卵巣不全になったり、甲状腺や副腎、筋肉に対する自己免疫性疾患を持つ人が発症することが多いといわれています。
  
また、卵巣や卵巣周辺の手術、放射線や抗がん薬などの化学療法などによって、早期卵巣不全になったり、それ以外の薬剤の使用によっても、卵巣機能の低下につながることがあるとも言われています。
  
一方、喫煙などの嗜好品と卵巣機能の低下の関連性も最近は着目されています。更には、現代社会における強いストレス生活や、過激なダイエットなども卵巣の機能を低下させる要因の一つではないかといわれ始めています。

卵巣機能低下症の治療法

卵巣機能低下症の予防には、ストレスをためないことが重要になります。気分転換のための運動や趣味の時間を確保することが重要です。
また、過度なダイエットは行わないことや、下半身を冷やさない服装を心がけることも大切です。
  
更には、食事に予期を使う必要があり、ホルモンの働きを活発にするミネラルを多く摂取し、甘いもの、ジュース、ビールなどを控えることを心がけることが大切です。更には、葉緑素、鉄分、タンパク質などを摂取することも効果があります。
漢方薬や、サプリメントによる栄養分の補給も効果があります。